司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！　受験に関する情報資料は、相変わらず、氾濫気味。教科書・テキスト・レジュメ・過去問集など最近では、ネット上での情報もある。これらの受験情報には、大別すると、 ① 知識もの ② ノウハウもの ―― の2つになる。今日は、知識ものについて述べる。「短答」「論文」とも、過去問は原始資料として別格。問題は、その他の資料である。この点について、少しおかしいと思ったことがある。
（1）司法試験・予備試験に関するものと銘打っていても、まったく関係しないものが多い。例えば、ネット上に出されているもの。書いている人の意図が、どんなものであっても、それは本人の「表現の自由」があるから、勝手。疑問なのは、読んでいる人がいるらしいこと。これを「知る権利」というのだろうか。
（2）次に、活字もの。これも、司法試験・予備試験にタイトルだけが関係しているが、内容は書き放し。これらも、送り手の「表現の自由」、受け手の「知る権利」というのだろうか。
（3）ここで、形式上は、司法試験・予備試験に関係しているが、実質上は関係ないものを読んでいる人へのアドバイス。例えば、A情報としよう。A情報は、「過去問の本質に、関係しているか」「過去問の延長線にあるか」をチェックする。関係ないものなら、“ボツ”にする。なぜなら、今度の試験には、出ないからである。本試験に出ないか、出そうにないものに、E（エネルギー）・T（時間）・C（コスト）をかけるのは、受験生としては、いかがなものか。ETCのムダと思わないだろうか。それでも、形式的受験本を読みふけっている人は、随分、“おおような方だなあ”と思う。何も知らないで、教育援助をしている親御さんのことも、少し考えてもらいたい。“命の次に大切なお金”を、子どものために出費している親の気持ちを察してあげてほしい。
（4）次に、A情報が「過去問の本質や線に関係しそうにみえる」に関して。この真偽を見抜く方法がある。
　　 ① 「短答」について
　　「平成27年版 体系別 司法試験・予備試験 短答 過去問集（スクール東京出版）」の問題や解答・解説からみて、ピントが合っているか。条文・基本書・判例などから、ただ似たような部分の活字を並べているだけかどうか。その辺を、厳しくチェックする。
　　 ② 「論文」について
　　当局が発表している通称「試験委員コメント集」の内容に沿って、A情報が書かれているか調べてほしい。「試験委員コメント集」とまったく関係ないか、または、なぞっただけの内容ではないか、自分の目で検証したい。資料の良否を調べるのも、合否の重要な要素である。「世の中には、いろんなものがあるから、気をつけて」。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！　結論としては、「試験に、実質的に関係するものは、ETCを投入する」。しかし、「試験に、実質的に関係しないものは、ETCをかけない」。その判断は、受験生本人が、責任をもって行う。
さあ！　“本物の受験生”になって、早めに合格する。決して、ジャンク情報に振り回されないように。今日も、“本物を探す旅”に出よう！　いくぞ！　絶対合格だ！！
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【成川先生の合格語録】
「本物の受験生になって、“本物の探す旅”に出よう！」
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Q：地方公務員の友達が、予備試験を受験します。最近「夜、眠れない」そうです。ほぼ毎晩、「今日も、勉強ができていない」と思って、ちょっと問題集を読むそうです。そうして、床に就いてウトウト・・・と浅い眠りのまま、5～6時間、寝返りを打ったり、トイレに行ったりを繰り返す。「次の日は、疲れで仕事にならない」「本当に、困っている」と（千葉県、合格ネーム・GKさんの友達）。
A：夜、勉強をしようと思うと、その日の睡眠に悪影響が出ます。朝早く起きて、すぐに問題を解くようにしましょう。それから、時間がない中でも、昼間に運動することを心がけましょう。体が疲れていれば、夜は早く眠たくなります。「成川式」合格シリーズの「合格！試験前でも、快眠できる方法」DVD（税・送料込み1,000円）で、改善方法を紹介しています。
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