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司法試験・予備試験の合格を決める君よ！　司法試験に、なかなか受からない社会人受験生A君から、相談を受けた。「この3年間、1日5時間と休日には10時間、勉強しています。それでも、合格しません」と。彼は、各予備校から、もらう山のような資料を積み、読んでいるという。直近の判例も、こまめに集め、ファイルに納めている。
話を聞いていると、合格ノウハウのポイントを、すべてはずし、ただ、勉強の範囲を拡張しているだけである。彼のような周囲にあおられて、情報の山に埋もれる「資料収集生」が、全国にたくさんいる。ここで、「資料収集生」から、抜け出すための目安として、合格するための資料について考えてみた。
＜第1級資料＞
「短答」「論文」の過去問。
＜第2級資料＞
「短答」の解答（当局が発表したもの）
「論文」の「試験委員コメント」（当局が発表したもの）
＜第3級資料＞
定評のある基本書（例えば、芦部信喜・高橋和之補訂「憲法」（岩波書店）など）
＜第4級資料＞
「短答」の良質な解答集（例えば、成川式・体系別・（新）司法試験短答過去問集（スクール東京出版）など）
「論文」の良質な解答集（現在、どこにも発行されていない）
＜第5級資料＞
ピントの合った参考書（例えば、マトリックス六法・憲法・民法・行政法（ＰＨＰ研究所）など）
＜第6級資料＞
良質のノウハウもの
＜第7級資料＞
その他
この級数に従って、勉強すれば、ロスがない。短期かつ上位で合格するコツでもある。
司法試験・予備試験の合格を決める君よ！　確実に合格するためには、「勉強する範囲を狭くし、一方、範囲内の項目を、じっくり理解することである」。ここで、注意点を示す。
（1）予備校や無責任な先輩に、あおられないこと。
（2）「ジャンク資料」を集めて、合格した気持ちに浸らないこと。
（3）「今の資料が、過去問にピントがあっている」かを見極めること。
（4）「この資料で、本番において、“1秒でも速く解けるか”“1点でも多く取れるか”をチェックする」こと。
（5）よい資料には、コストをかけること。お金を惜しまないこと。「学習能率を上げて、早く合格する」ことに徹する。そうすれば、費用対効果は、上がる。
司法試験・予備試験の合格を決める君よ！　司法試験・予備試験は、知的な情報戦争である。その際、資料の取り扱いも大切である。さらに、情報をシャープに処理して、短期合格したい人は、わしがプロデュースする「合格グッズ.com」で発売している、「合格！シャープな計画の立て方」ＤＶＤ（税・送料込1,000円）を見てください。これで、“パッ”と合格が見えてくる。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ（成川豊彦日記）」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、今日も「スコーン」と行くぞ。
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