刑法

追い込み直前!短答過去問集の制作現場から,受験生へ伝えたい「現場の戦い方」

令和8年予備試験 短答式試験本試験
令和8年7月19日(日)
令和8年予備試験の出願期間
令和8年2月16日(月)から同年3月13日(金)まで。電子出願を行うことができます。
令和8年司法試験 試験日初日
令和8年7月15日(水)

令和8年カウントダウンは,こちらのページです。

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いつも,読んでくださりありがとうございます。
スクール東京では、令和7年版「短答過去問集」の制作が、いよいよ追い込みに入ろうとしています。改めて、昨年7月の短答式試験を振り返ってみると、特に「刑法」の出題傾向に、ある大きな変化が見られました。
今回は、令和7年の本試験を受験した、ある予備試験受験生(社会人女性)のエピソードをご紹介します。

「今年こそは勉強法を改善して、絶対にやってやる!」
そんな強い気持ちで当日を迎えました。短答答練もこなし、予備校で教わったマインドセットも準備万端。「いける」…そう思っていました。
ところが、当日は思わぬトラブルの連続。■大学の文系学部キャンパスに向かうはずが、誤って理系学部の方へ。慌てて戻ったものの、広いキャンパスに講義棟が立ち並び、自分がどこにいるのか分かりません。〇号棟を目指したつもりが、いつの間にか△号棟へ。ようやく自分の席を見つけた頃には、心身ともに消耗していました。
「去年は席を間違えたけれど、今年は出だしからなんて大変なんだろう…」
そんな動揺を抱えたまま刑事系の試験が始まり、第1問を開きました。目に飛び込んできたのは「穴埋め問題」。その瞬間、意識が遠のき、集中力がプツンと切れるような感覚に陥りました。穴埋めが3問も連続しているとわかり、切迫感で吐き気に襲われました。それでも「まずは刑事訴訟法から片付けよう」と決断。再び刑法に戻ったときには、残り時間は30分を切っていました。…

本当に、過酷な状況だったことが伝わってきます。試験場での「想定と現実のズレ」を修正するだけで精一杯だったはずです。キャンパスに慣れている現役学生ならまだしも、慣れない環境での受験はそれだけでハンデになり得ます。
さらに問題自体も、例年「得点源」とされていた刑事系で、出題側が受験生を揺さぶりにきました。動揺した受験生も多かったことでしょう。
予備試験は年に一度の勝負。税理士試験のような「科目合格の持ち越し」はできません。
だからこそ、日頃の勉強と並行して、試験当日のシミュレーションを徹底しましょう。睡眠・食事を整え、健康と体力を維持し、何が起きても「予測の範囲内」だと思える心の余裕を持ちたいものです。

現在、受験生を取り巻く環境は劇的に進化しています。
AIの普及により、継続的な課金をしなくても、ネット環境さえあれば高度な知見が得られるようになりました。解説の検索はもちろん、論文の添削すら自宅で完結できる時代です。しかし、だからこそ最後は「人間の経験値による絶妙な調整」が合否を分ける気がしてなりません。
では、ここからは具体的に「令和7年 刑法第1問」の解法を解説していきます。さっそく見ていきましょう。

司法試験(予備共通)令和7年 刑法第1問
正解:1

まずは、「犯罪共同説」「行為共同説」の違いをざっくりと思い出しましょう。
・犯罪共同説: 同じ罪名でないと共同正犯にならないとする説。
・行為共同説: 異なる罪名の間でも共同正犯が成立するという説。
本問の肝は、事例へのあてはめ(甲と乙の罪名の認定)です。空欄①〜⑨は一旦スルーして、問題文の後半からヒントを探すのがコツ。
空欄⑩に関連する「構成要件が同質的で重なり合う限りにおいて共同正犯の成立を認める見解」という記述。これこそが、本問最大のヒントです。
学生たちの議論は、犯罪共同説か行為共同説かで「2対1」に分かれています。
・行為共同説(学生C): 行為が重なり合う場合、成立する罪名は変わらない。
・犯罪共同説(学生A・B): 行為が重なり合う場合、技巧的な処理をする(A)か、しない(B)かで罪名が分かれる。

最終的に問われているのは「判例の見解に基づいたあてはめ」です。
この前提で、①が「a」、⑩が「f」ではないかと当たりをつければ、選択肢2と4を消去できます。残る1・3・5を比較すると、空欄⑪が「k」か「l」かで分かれます。事例では、甲に「殺意」があるため、当然「l」ではなく「k. 殺人未遂」となります。したがって、正解は「1」。
これが、試験現場における最短の解き方です。この手法なら、処理時間は5分もかかりません。出題側は、論文式試験も見据えて「判例の結論」や「事例へのあてはめ」を素早く正確に行う力を期待しています。

たとえ試験開始直後に出鼻をくじかれても、こうした「解法パターン」があれば冷静さを取り戻せます。
希望を捨てず、最後まであきらめずに進んでいきましょう!
絶対合格!!

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