総論

【講座257】 「やられたら、やり返す!」

新司法試験の結果発表から、1日が過ぎた。不合格になった人は、さぞかしショックが大きかったことだろう。
わしは、君の気持ちがよくわかる。何せ、わしの人生は、これまで1勝99敗だからである。公認会計士の試験の時だって、散々に失敗した。もう、「勉強するのが嫌だ」。「生きるのさえ、面倒くさい」と思ったことだってある。
この数年の間も、経営のことでトコトンやられた。このへんのことは、いつか君にも知らせたい。きっと、法曹になって、あと何十年も生きていく際に、役立つと思うよ。
さて、新司法試験を受験している君のことだが・・・。どうする。わしだったら、「1振」「2振」なら、来年は死んでも合格する。あと8ヵ月だが、今のやり方を大幅に改善して、絶対に絶対に受かる。
「3振」なら、来年の予備試験を、必ず受験する。苦手な科目があっても、一から習得する。
この際に、「1振」「2振」「3振」でも、まず、失敗の原因を自分だけで本気で突き止める。「死か生か」というぐらいの気迫で分析する。そうすると、次のことがわかる。
(1) 新司法試験の受験において、学科の各項目を理解せずに、暗記ばかりに頼ってやっていただけだった。「ある項目を理解するということは、どういうことなのか」さえ、わからない。
(2) もちろん、「理解中心の勉強をすれば、暗記は、暗記中心型の人の50分の1ぐらいで済む」ことに気づかない。
(3) 「基本と過去問を理解すれば、必勝である」ということが、わからない。今の現在もわかっていない。すべったのは、知識が少なかったからと錯覚している。
(4) 「自分」というものがないから、予備校に振り回された。ひどい講義やお粗末な答練。「~と判例がいっているから」「~と条文に書いてあるから」という講師に納得していた。「それがなんだ。理由は、何なのか」ということを理解せず、勉強したつもりになっていた。
(5) 「絶対合格する」という気迫がなかった。「なんとなく受験」や「そこそこやれば合格」という程度であった。
(6) いい指導者に、めぐりあわなかった。指導者のよしあしも判断できず

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