司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 神谷尚男(かみや・ひさお)元検事総長が2015年2月6日、老衰のため死去した。100歳の大往生だった。神谷先生は、1914年4月17日生まれ。盛岡中学、旧制静岡高等学校、1937年、東京帝国大学法学部を卒業。法務省に入省し、人事課長・東京地方検察庁検事正、法務事務次官を歴任。ロッキード事件では、東京地検検事長として、事件の積極的な解明に尽力した。検事総長時代は、ダグラス・グラマン事件などに関わった。1979年に退官。その後、帝京大学教授、弁護士として活躍。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! わしは、20数年前の一夜、神谷先生よりご指導を受けたことがある。2人だけで、約4時間、いろんな、お話をさせていただいた。検事総長という激務を終えた後だったのか。穏やかな笑顔だった。いかめしい感じは、まったくなく、終始、ニコニコしておられた。そして、“日本社会における法曹の役割”“若い検事・裁判官・弁護士の活動”など表に出ていない有意義な内容を、たくさん披露された。
「仕事においては、筋は曲げない。しかし、適切な妥協は、時として必要だ」
「人間は、鋭いだけでは、ダメだ。相手の気持ちを思いやる心がほしい」
当時の神谷先生は、ちょうど、今のわしぐらいのお年だった。26歳若い、わしは、“日本の検察プロフェッショナル”の心根に触れさせていただいた。スマートなお体で、ハンサム。俳優でいえば、笠智衆や池部良のような雰囲気だった。元検事総長の長い生涯100年のうちの一夜。渋い緑茶を飲みながら、過ごした淡い思い出は、今も心から消えない。これから、法曹になる人のために、参考になることがあれば、元検事総長からお聞きしたことを、お話ししたい。神谷尚男先生、安らかにお休みください。ご冥福を、お祈り申し上げます。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 司法試験・予備試験を受験している君は、合格後、日本や国際社会に貢献する身である。“心の軸”をしっかり持って、活躍してもらいたい。
さあ! 今日も“ドカ――ン”と“爆勉”する! 絶対合格だ!!
▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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【成川先生の合格語録】
「“心の軸”をもって、合格し、社会貢献する!」
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Q:一人息子が、都内のロー・スクールに在籍しています。今、1年生です。色々と進路を迷った挙句、父親と同じ、弁護士の道を目指すことに。しかし、成績は学年で中の下あたり。いまいち勉強の要領を得ません。主人は「卒業までに、過去問をやればいいよ」とアドバイスしていますが、ピンと来ない様子です(東京都・合格ネーム・ROさんの母)。
A:ご主人のおっしゃる通り、卒業1年目で合格するためには、短答と論文の過去問を、卒業までに理解することです。「スクール東京」の「平成27年版 体系別 司法試験・予備試験 短答 過去問集(スクール東京出版)」と司法試験「試験委員コメント集」、司法試験・予備試験「論文合格ノート」憲法【人権】、【統治】(スクール東京出版)などの良い教材を使い、“本試験問題のコアの部分”をきっちり押さえます。過去問を全部、完璧に網羅する必要は、ありません。なお、法科大学院の成績は、司法試験の合否に直接関係しないので、あまり気になさらなくても、大丈夫です。
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