新司法試験の予備校に通っている女性に聞いた話である。彼女の先輩のA子さんは、3振して今、パラサイトとして、家でブラブラしているという。A子さんは、学力的には中位程度。父親が資産家であるせいか、何事もアクセクしていない性格である。
新司法試験では、最初の受験が終わった後、すぐ母親と一緒にヨーロッパ旅行に出かけた。その年の発表では、不合格であった。
2年目は一応の勉強をしたそうだが、発表前に、はまり込んでしまったイタリアへ家族旅行。もちろん、結果は不合格。
3回目の新司法試験の後も、イタリアのミラノやシェナなどに旅立った。9月には、ついに3振してしまった。
A子さんの行動は、「合格のゴッドファーザー」が一番、嫌うことであった。新司法試験の「受験生」は、発表日に合格するまでは、「受験生」なのである。
新司法試験の最終日の翌日から、「受験生」として粛々と勉強する。約4ヵ月間、直前期と同じように机に向かう。そして、9月に合格発表されたときに、はじめて「合格者」になる。そこで、初めて「受験生」の生活は終わるのである。
この事実を、新司法試験の多くの受験生は、わかっていない。A子さんのような例は、極端なだけ。かなりの受験生は、ダラーとして勉強したり、しなかったりする日々を過ごす。わしは、「合格のゴッドファーザー」にそっと、尋ねてみた。そうすると、次のコメントが返ってきた。
「受験生なのに、海外旅行するなどもってのほか。私は、こんな横着者を過去に何百人・何千人・何万人と落としてきた」「A子のようないい加減な性格は、遡って本番中にも現れている。問題文を適当にあしらい、短答(択一)・論文ともピンボケの解答をするのである」。
「彼女が、本当に法曹になりたいのなら、まず、性格を真面目なものにすること。そして、予備試験の準備のため、基礎力をつける。そうすれば、私も、彼女の幸運を考えないわけではないが・・・」。
新司法試験の合格を目指す君よ! 「合格のゴッドファーザー」に好かれるような受験生活を送ってもらいたい。そうすれば、新司法試験は確実合格である。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、新司法試験(予備試験)の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、今日も、新司法試験(予備試験)の合格を目指して、やるぞ───!
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