司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 若い受験生と接していて、感じることが多い。まだ、社会や試験のなりわいを経験していないためか、「必ず失敗する方法を考えもせず、やる」。
例えば、「理解もしていないのに、暗記をする」「資料を集めて、勉強した気になる」「ロースクールに通っているだけで、合格できるような期待をもつ」「予備校に任せておけば、だいじょうぶだ」など根拠のない方法や考え方をもつ。それらが、司法試験・予備試験の合格に関係がないことを、気づく簡単な方法がある。
「今の方法を採っていて、司法試験・予備試験の本試験問題(過去問)が解けますか」。このことを、自問自答する。ところが、不合格者や、その予備軍たちは、過去問を見たことがないのか、ほとんど検討していない。やったとしても、「何回、回した」と上滑りの勉強に終始する。敵(試験)を知らず、戦い(受験)に勝つ(合格する)ことは、絶対にない。こんな、当たり前のことが、20才を過ぎて分からないのである。
このブログを見ている君は、若いが賢い。過去問の中から、各科目の本質や、出題の傾向・くせを見抜く。そうすると、今年、どんな問題を出されても、着実に対応できる。もちろん、合格する。受験時代に賢いやり方をした人は、実務に入ってもシャープな仕事をする。たまたま、ラッキー合格した人は、実務では闇雲にやって伸びない。バッチだけが、寂しく残るだけである。
過去問を厳しく研究すると、本試験会場で、試験問題を解いていくうちに驚くことが分かる。「この問題は、○○年度のと、同じだ」「この論点は、あの出題を変形したものだ」と分かる。自分の勉強方法は、間違っていなかったという思いが、瞬時に頭をよぎる。それで、合格できる。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! ジャンク問やジャンク採点に気を取られない。それより、過去問の本質をつかみ、自分の弱点を補うことである。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 今日も“スコ───ン”と行こう。絶対合格だ!!
【成川先生の合格語録】
「いつも、やり方を改善する」
【成川先生へのメール】
[成川豊彦先生へのメール]を承っております。