司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 暗記中心型の司法試験受験生、A君(29)とは、3年越しのバトルをやってきた。「暗記は、やめろ。理解中心型に切り替えよ」「そうしないと、合格は難しい」と会うたびに注意してきた。最初の1年ぐらいは、わしが何を言っているのか、理解できていないようであった。そして、レジュメの棒暗記をやめない。2年目のトレーニングに入っても「なんとなく、そうですかね」という消極的な姿勢は変わらなかった。この分では、3振した後、アンドロメダに旅立って行くしかないと予想していた。本人にも「暗記中心をやめないと、君は一生、受からないヨ」と厳しく言い渡した。みすみす、不合格になるのが分かっていて、ETC(エネルギー・時間・コスト)をかけさせるのは、彼にも社会にもムダである。受験を続けるか、やめるかは、彼の“自己決定権”に委ねられているのだが・・・。このアンドロメダに陥っている人間に会うたびに、キツーイ忠告をし続けた。嫌な役目だったが・・・。
ところが、今年に入って、わしの注意を少しずつ聞くようになってきた。「理解ですよネ」と独り言のようにつぶやく。分からないところを、質問するようになってきた。図表を書いて、首をかしげるところを、見たこともある。
それから、数か月。今年の本試験が終わってから、1週間後。ニコニコさせながら、やってきて、「先生、一度も受かっていない“短答”に、合格しました。240点前後です」。
「そりゃ、よかった」と、わし。“ニコニコ顔”は、続けて言う。「論文は、ムリだと思います。しかし、合否発表日までは、勉強は続けます」「明日から始まる『7科目・パーフェクト合格ゼミ』には、毎回出ます。そして、来年に必勝を期したい」とキッパリと言う。
「ホーッ」とわし。変われば、変わるものだ。なぜ、心変わりして、勉強を続けるようになったのかは、まだ聞いていない。ただ、人の言うことをよく、聞くようになったことは事実。以前のように、言い逃れもしなくなった。
この分だと、“合格の神様”が、この9月にも、“超ビッグなプレゼント”を贈ってくれるかもしれない。その彼は、「スクール東京」の個別ゼミを受けながら、明日から始まる「7科目・パーフェクト合格ゼミ」の準備をしている。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 誰でも心を変えれば、彼のようにアンドロメダからの生還できるのである。諦めず、勉強を持続してほしいものだ。その際、やり方を、いつもいつも改善することを勧める。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 今日も“ドカーン”と面白く行くぞ! 絶対合格だ───。
【成川先生の合格語録】
「暗記型を変えれば、すぐ合格する!」
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