司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！　このブログでは、毎日、【家族からのレター】で、受験生を支える全国の家族の声を掲載している。それはみな、受験生が抱える問題を、家族でも解決できなくなったものばかり。では、普段の受験生と家族の接し方は、どうあるべきだろう。今週の“プロフェッショナルな勉強法No.48”をどうぞ。
▼「周囲は、“無関心の関心”で」。受験生はみな、それなりに頑張っている。ところが、家族は「答練の成績は・・・？」「友人が合格したのに、アンタはどうなの」と、迫ってくる。逆に、「勝手にやってちょうだい」と突っぱねたりする。
＜×：スベる人の家族など＞
（1）受験生や試験のことに、かまい過ぎる。
（2）そのくせ、ジャンク食品を食べさせても平気でいる。受験生の部屋の掃除や衣類の洗濯なども、ほったらかす。
（3）「本試験まで、後、何日だね」といらぬことを言う。
（4）答練や全国模試の点数を聞いてきて、「ダメじゃないの」。先に受かった友人を引き合いに出し、「彼や彼女に、負けないでね」。
＜〇：受かる人の家族など＞
“無関心の関心”の心得は、次の通りである。
（1）原則として、試験に関することは、一切触れない（無関心）。
（2）毎日の食事に配慮して、自然食菜を取り入れたり、掃除や洗濯をきちんとして、環境を清潔に保つ（関心）。
（3）受験生本人が「試験まで日がない。全然、予定通り進んでいない」と焦っていても、特に励ましたり、慰めたりする必要はない（無関心）。
（4）答練や全国模試などの成績が上がったときは、一緒になって喜ぶ（関心）。
＜合格ポイント＞
（1）試験に勝つための極意が“勝ってから、斬る”ならば、それを支える家族・友人・恋人にとって必要なことは“無関心の関心”だ。
（2）試験とはその本質において“たった一人の戦い”である。周囲の者があれこれ口に出したり、世話を焼いてもどうにもならない。かえって、逆効果だ。親が子供を仕立て上げる“お受験”とは、まったく次元が違うのである。
（3）周囲の人は、“無関心の関心”に努めればよいだけである。「あなたが、自分でやるしかない。応援はしているけど・・・」と、さりげなく受験生へ愛情を寄せるのが、“無関心の関心”である。余計なプレッシャーは与えず、本人が勉強に専念できるよう、私からも周囲の人にお願いしたい。
＜裏技＞
（1）受験生の誕生日や、答練の成績がよかったときは、自宅で好きなものをごちそうする。または、小リッチ気分になれるレストランや和食どころに、連れて行く。
（2）逆に、答練の成績が悪かった時は、何も言わない。「周囲が我慢することが、“合格への近道”」と心得る。
▼本日午前4時更新の「合格ブログ（成川豊彦日記）」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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