・人生には、いろんな危機・トラブル・試練などが待ちかまえている。一生懸命、頑張っている人ほど、その程度が激しいと思われる。こんな時、昔、「財界四天王」と呼ばれ、産経新聞社長をしていた水野成夫は、次の表現をしている。
<水野成夫の言葉(1)> |
「たいしたことない、たいしたことない」 |
・人間、一生のうち、今の大事はそれほどでもないことが多い。例えば、「受験に失敗した」としても、「それがなんだ」である。
では、民事訴訟法の問題を出します。
民事訴訟法テストNo.4[問題編]
次の記述について解答せよ。民事訴訟の法名は省略する。
➀訴えの取下げ後に,敗訴の危険を感じた被告が,はったりをかまして原告を騙し,訴えの取下げを決意させた事実が判明した。この場合について,以下の(1)(2)につき答えよ。
(1)原告が採り得る法的手段を2つ挙げよ。法的手段の内容・問題点まで検討する必要はない。
(2)上記(1)で挙げた2つの法的手段のうち,原告の合理的意思に合致する手段はどちらか。簡潔な理由と共に解答せよ。
②262条2項は,いかなる原則を修正する規定か。
③裁判所が訴訟要件の有無について調査を開始する上で,当事者の申立ては必要か。
④株主総会決議取消訴訟として,ある議案を否決する決議を取消すための訴え提起がなされた場合,訴えの利益は認められるか。
⑤明示的一部請求において残部を相殺の抗弁に供することにつき,以下の(1)(2)について解答せよ。
(1)残部を相殺の抗弁に供する上で,いかなる問題が生ずるか。
(2)上記(1)の問題につき,判例の趣旨に照らして結論せよ。
⑥Oは,Kに対し,K所有のパソコンを代金額50万円で買い受けたとして,売買契約に基づき,その引渡しを求める訴えを提起した。OのKに対する訴訟の係属中に,Kは,Oに対し,このパソコンの売買代金額は100万円であるとして,その支払を求める訴えを提起した。Oは,Kの訴えについて,「Kさんのお訴えは,反訴として提起できるもののように思います。したがって,別訴は許されないのではないでしょうか。ご不便をお掛け致します。ご確認いただければ幸いです。」と慇懃に主張した。このOの主張について次の(1)(2)について解答せよ。
(1)Kの訴えは,反訴としての要件を充足するか。
(2)Oの「別訴は許されない」との主張の根拠は何か。また,この主張は認められるか。
⑦Oは,Kに対して訴えを提起し,貸金100万円のうち40万円の弁済を受けたので残りの60万円の支払を求める,と主張した。Kは,Oの右の主張に対し,「Oさんのご主張自体は認めますが,私は右40万円のほか更に60万円の弁済もしてございます。Oさんの請求には応じられません。ご確認いただければ幸いです。」と例によって慇懃に答弁した。
その後,Oは,40万円の弁済を受けたというのは間違いであったとして,請求を100万円全額に拡張することにした。次の(1)(2)について答えよ。
(1)Oの「40万円の弁済を受けたというのは間違いであった」という主張は,民事訴訟法的に見てどのように構成されるか。
(2)本問では,「訴訟物の範囲」が論点となる。この論点はなぜ導かれるのか。
・心を大きくもって、日々の勉強や本番に臨べば、結果は、うまく行く。たとえ、うまく行かなくても、次がある。
「たいしたことは、ない」
面白く、絶対合格!!
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