次の文章は、受講生からの一文です。
私は、東京近郊で塾の講師をしている者です。現代文と小論文を担当しています。 一昨年より、自分の仕事の指導力向上を目指して、成川豊彦先生の文術検の個人指導を、受けています。今回は、文術検で身に付けた論理的思考によってポイントをついた講義が、少しずつできるようになってきたことについて報告をします。
そして、そんな授業が生徒たちばかりでなく、親御さんにも反響を呼んでいることを述べたいと思います。
先日、新学期に向けて、塾受講生のご父兄を対象としたお話の会を行いました。200人近くの参加者が、集まりました。担当する科目である国語の勉強の話しを、しました。国語は、問題文に何が書かれているのかを聞いているだけです。
したがって、素直に問いに答えることが大事。そこで、普段の勉強では、
「正確に読み取るために音読をすること」
「その読み取った文の要旨をつかむために、実際に要約を書くことが、重要であること」を述べました。
闇雲に多くの問題を解くのではない。文章の流れをつかむこと、論理的な思考力を養うことができれば、問題数は少なくても確実に読み取る力が付き、成績が比較的短期間に上がることを、今年の卒業生の具体例を通して話しました。
担当したクラスでは、国語の成績が上がり、生徒の9割近くが、早稲田・慶応などの私立難関や多くの国立大学に合格したことを報告しました。
そんな、ご父兄へのお話しをした翌週のことでした。講義後、10数人の生徒達が、私の前に集まってきました。どうやら親の話を聞いてのことらしいのです。「『余計なことを言ってくれるな』といったクレームなのか」と構えていると、
意に反して、生徒達から一斉に、
「先生、この塾を辞めないで欲しい。ずっと続けてください」
「他の校舎に転任しないでください。いつまでも、ここにいて欲しい」
との授業継続を要望する声を、次々に挙げてきたのです。
正直、驚きました。
彼ら彼女らは17、8の思春期を迎えた難しい年頃です。本来なら、親の話など反発して聞こうともしません。ご父兄への私の話を、子供達なりに理解してくれたのでしょう。「いつまでも、この校舎にいて」とは、ありがたいことばです。
この一年の文術検の成果が、生徒の学力向上、合格実績の大幅アップ、そして授業への信頼という形で、出てきたようです。成川先生の指導は、言葉の使い方。句読点のつけ方ひとつとっても、とても厳しいものです。
しかし、続けてきてよかった。私の指導力向上の中で、確実に子供達が考える力を、勉強への自信を身につけているようです。
生徒たちの予想外の言動は、講師冥利に尽きます。涙ぐみそうになりました。
思いがけずも、生徒達から「講師の勲章」を頂いた思いがしました。
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