今回の会に当たって、成川豊彦先生から、参加者に「この会の目的は何か」との質問があった。
会に加わった2人とも、まともに答えられなかった。
「難しい予備試験でもやり方次第では、ゼロから合格できる。だから、イチ」等と、分かったような分からないような意味不明な回答しか、返せなかった。
どんな姿勢で2人が参加したか、明らかだった。
「先生から、何かよい方法でもゲットできれば儲けもの」と、受動的な姿勢で深く考えずに、参加したのだった。「ゼロ・イチ」の言葉の意味は、どこかに飛んでいた。
本来、私たちは、今のままでは予備試験•司法試験には受からない。すなわちこの世では、浮かび上がる可能性がゼロである。
年齢的には、50を過ぎ、知力、体力、気力ともに現役東大生の比ではない。
このまま勉強を続けても、永遠に合格は無理である。この厳しい現実から出発して、どうしたら目標を達成できるようになるのか考え、合理的な方法を打ち立てる。そして、合格した暁には、世の大半を占める同じような合格の可能性ゼロの人たちに、培ったノウハウを伝え社会貢献をする。同時に、このやり方でビジネスとしても成功し、小リッチになる。その結果、イチ番になるのである。
以上が、このゼロ・イチ会の目的である。
ところが、2人とも、最初から受身であった。安易な姿勢で臨んでいた。Aに至っては、最近は収まっていた「忙しい」の言い訳をまたも持ち出し、いかにもやらされているような姿勢であった。先生からの「甘い」との強い非難は当然であった。
会の冒頭からの成川先生と2人の参加者のやり取りで、まさにゼロの可能性を変えるには、参加者自身が自己をごまかす姿勢と決別する位の強い気持ちでいなければならないことが、明らかになった。厳しい現実から出発して、どうしたら合格できるようになるのか、それは、自分に素直になることだ。率直に、馬鹿な自分から出発して知力、精神力を鍛えることが肝心だということが、確認できた。
Aは、長い間の足踏み状態から、やっと最近少し勉強が進み始めていた。そこで、油断の気持ちが生じていた。
しかし、よくよく考えてみよう。過去問がちょっと解けるぐらいがなんだというのだ。憲法以外の他の科目も、本当にできるようになったのだろうか。仮にできるようになったとしても、短答の合格は、まだ果たしていない。やり遂げたとしても、論文はどうか。合格するかどうかの問題ではない。それ以前である。論文は受験すらしていないのだ。
会は、原理・原則に則って、すぐに自分をごまかすのではなく、素直な態度でことに臨めるような思考方法、姿勢を習得することを進めていく方針を確認した。そして、内容も、1回ごとにより充実していくことを確かめた。
参加者の課題としては、Aは、指摘した批判の反省が維持できて1週間、次の週には忘れてしまう「週替わり弁当」のような姿勢を改めること。Bは、積極性を持つことが、指摘された。
以上
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