(1)「消極的表現の自由」とは、国民が国家から強制されないで、思想・情報を外部に発表し、伝達する自由をいう。
(2)「強制からの自由」とは、国民が国家からある言動を行うことを強制されない自由をいう。
今回の問題では、自分の意見でない他者(国家)の意見を自分のパッケージに記載することを義務づけられないことを意味する。
(3)「選択の自由」とは、国民がある言動を行う場合、自分の意見で特定の方法を選ぶことができる自由をいう。通常、表現するか表現しない(沈黙する)かを、国民が選べることである。
今回の問題では、「選択の自由」については問われていない。
【注】
① 「消極的表現の自由」の性質
強制からの自由 | 選択の自由 |
他者(特に国家)から表現することを強制されない。 | 自己が表現するかどうかを、選べる。 |
平成18年の問題。 | 平成18年では、問われていない。 |
② これに関連して、消極的権利・積極的権利などについては、後日、出題する。
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