プロフェッショナルな勉強法

過去問は、試験委員からのメッセージである

司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 今日は、日曜日だ。このブログと同じく、毎朝4時に更新している「合格ブログ(成川日記)」では、読者からのご要望にお応えして、毎週日曜日に、“プロフェッショナルな勉強法”を、アンコール掲載している。
● 最新の“プロフェッショナルな勉強法”は、この「司法試験・予備試験ブログ」。
● アンコール掲載の“プロフェッショナルな勉強法”は、「合格ブログ(成川日記)」。
毎週日曜日は、両方のブログに“プロフェッショナルな勉強法”を掲載するので、必ずチェックをして、合格に結びつけてほしい。
それでは、最新の“プロフェッショナルな勉強法No.76”を、どうぞ。
過去問は、試験委員からのメッセージである
なかなか受からない先輩から、「過去問はやらない方がいいいが、予想問題は必ず押さえるべきだ」と、よくアドバイスされた。本当に、そうだろうか・・・。
<×:スベる人>
(1)「過去問は、すでに過去に出題されたものだから、同じ問題はもう出ない」と、見向きもしない。または、“サッ”と見るだけにしている。
(2)代わりに、予備校や塾が作成する予想問題や新作問題に飛びつく。
(3)一方、ベテラン受験生の中には、「過去問は重要だ」と言って、何回も“回して”問題の解答、さらには解説まで覚えまくる人も・・・。
<〇:受かる人>
(1)「次の試験は、過去問の中からしか、出ない」という試験の本質が、分かっている。
(注)ただし、受験制度が5年以内しか経っていないものは、除く。
(2)「もちろん、同じ文章の問題は、ほとんど出ない」「しかし、出題の趣旨(エキス)は、同じである。または、よく似ている」ことも、理解している。
(3)“合格の最短方法”として、受験科目の既出問題を本質から完全に理解する。そして、ポイントを少し、暗記する。
(4)「短答式(択一式・マークシート式)の過去問を制覇すると、論文式(記述式・論述式・作文式)の理解が深まり、合格すること」を知っている。つまり、「短答式の本質的理解で合格」=「論文式の合格」という本質を実践している。
(5)本試験委員より、レベルの低い人が作成する予想問題・新作問題・答練問題には、手を出さない。“合格に関係しない無駄作業”を、避ける。
<合格ポイント>
(1)例えば、超難関と言われる医学部入学や司法試験・公認会計士・社会保険労務士・行政書士などの資格試験、さらに公務員試験の場合、その勉強すべき分量に面食らって、圧倒される受験生がいるが、驚くことはない。出題範囲は広いが、実際に出題されるポイントは限られている。極論すれば、来年の試験に出るのは、以前に出題された問題、すなわち「過去問」なのである。
(2)「何から手をつけていいのか、分からない!」と慌てふためいている人は、こんなふうに考えるとよい。「過去問は、『ここが大事ですよ』『ここから出題しますよ』『少なくとも、この程度の理解は、しておいてください』という試験委員からの予告メッセージなのだ」。実際、その通りなのだ。事実、出題された問題(過去問)を徹底的に潰しただけで、上位合格した人も多い。受験界にも流行(はや)り廃(すた)りがあって、多少の変化はあるが、本質的な部分は変わらない(あまり変わると、試験の意味がなくなる)。合格の本質が、過去問に凝縮されている。
(3)ただし、それだけを勉強すればいいからといって、答えを丸暗記してもしようがない。試験委員も毎年、創意工夫を凝らしているので、問われていることの本質は同じでも、形を変えて出題されることになるからだ。ただの暗記では、この見た目の些細な変化に対応できない。答えを覚えるのではなく、理解することが大切なのである。出題範囲の絞込みは、予備校に任せて、「過去問の出題範囲を理解する」という勉強態度を貫けば、すぐ受かる。
<裏技>
(1)「基本(入門)知識の理解 → 全過去問の理解」だけで、合格できる。
(2)(1)での理解が終わった人だけが、予想問題・新作問題をやってもよい。ただし、(1)の段階で、すでに合格できるが・・・。
(3)塾や予備校が予想問題・新作問題・答練問題を、なぜ作るか。多分、営業政策のためだろう・・・。
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Q:息子が、2回目の司法試験を受験します。1回目は、短答式試験で足切りでした。昨年、家族は、本試験の日程を含む1週間、彼のため、食事や睡眠などにすごく気を遣いました。それなのに「短答を合格しないと、論文をいくら書いても採点されない」と聞き、とても残念な思いでした。今年は、是非とも短答を通って欲しいと思います(宮城県、合格ネーム・FWさんの母)。
A:今年から、司法試験は、短答式試験が民法・憲法・刑法の3科目になります。難易度は、1問当たりの解答時間が、各科目で若干長くなる反面、やや難しくなると予想されます。いずれにしろ、短答過去問を“暗記”ではなくて理解して解ければ、本番でも85%以上の得点ができます。2015年4月25日(土)に開催する、平成27年 司法試験・予備試験「短答」出題予想答練<ライブ通学/通信>をお勧めします。さらに、2015年4月6日に発売されたばかりの、「スクール東京」オリジナルの合格雑誌「法スクール・第5号(税・送料込1,080円)」で、短答の出題予想を詳細に解説しています。直前期の短答・総仕上げに使ってください。
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