憲法

国籍法の改正/ケインズの言葉(1)


 司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!われわれは、現在、不完全な資本主義と形式的な民主主義の社会に生きている。いろんな矛盾や問題を、抱えている。もちろん、どの時代の社会も、矛盾・問題を内在しているが・・・。人間社会をマクロ的(巨視的)に見る際、20世紀の英国の経済学者、ジョン・メイヤード・ケインズの考えは、大いに参考になる。


<ケインズの言葉(1)>
「資本主義社会の難点は、完全雇用を実現できないことと、分配の不平等なことである」


▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!現在は、実質的な失業があり、格差社会でもある。これについて、日本人は、適切な対策を持っていない。政府・民間とも、ただ、時間と場所の変化を、見ているだけのような気がする。この“矛盾の海”を“調整という名の小舟”に乗って、流れているだけのようだ。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!さて、受験生はミクロ的(微視的)には、司法試験・予備試験の合格に向かって、コツコツ歩んで行く。
 では、憲法の問題を、出します。


憲法【問題】No.257
 2016年(平成28年)の短答式試験(憲法)司法試験・第17問と予備試験第11問は、共通の問題である。次の肢は、正しいか、誤っているか。理由を述べなさい。
ウ.日本国民である父と外国人である母との間に生まれた嫡出でない子につき,父母の婚姻及びその認知等所定の要件を備えた場合に届出により日本国籍が取得できる旨定めた国籍法(平成20年法律第88号による改正前のもの。以下同じ。)第3条第1項は,憲法第14条第1項に違反するが,血統主義を補完するために出生後の国籍取得の制度を設けた国籍法の趣旨に照らし,同法第3条第1項を全部無効とする解釈は採り得ない。
  【注】
(1)キッチリ、理由を分かるように、なりたい。
(2)最近の司法試験・予備試験の「短答」は、オーソドックスな問題にカジを切っている。「社会通念―学説―判例」がバランスよく、問われるようになっている。
(3)本問は、今年の司法試験・予備試験の共通問題。社会通念で、解けることはできる。ただし、この問題に関する学説と判例を学ぶことで、より、正確な学習が可能となる。
(4)憲法に限らず、各科目の、シャープな勉強をするためには、近く出る問題集を、参考にすることが、必須となる。
「平成28年(2016年)単年版・司法試験・予備試験短答過去問集」
7月25日(月)発売!現在、予約発売中です。
(5)この単年版は、論文的に解説をしているので、暗記中心の“短答バカ”に陥らなくて済む。同時に、論文攻略にも最適である。


▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!論理的な勉強をすることによって、頭の整理がより確実になる。合格後、ケインズ先生がいう不完全雇用、分配の不平等を一歩でも、改善できるような、プロフェッショナルになってください。
 それにしても、「世界には、頭のいい人がいるものだ」。現代人は、ケインズ先生ほか偉大な先人たちから恩恵を受けている。感謝したい。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!盛夏になった。体に気をつけて、本物の勉強をして、合格し、本物のプロフェッショナルになってほしい。
 さあ!今日も“スコーン”と“爆勉”しよう!行け!絶対合格!!
▼本日も、ブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました。あなたの1クリックは、わしが記事を書く、大きな原動力となります。以下のバナーをクリックして、ランキング・アップに、ご協力ください。
にほんブログ村 資格ブログ 司法試験へクリック、ありがとうございます
 また、明朝4時に、「司法試験ブログ・予備試験ブログ」でお会いしましょう!
▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
【成川先生の合格語録】
「先人に、感謝する!」
【司法試験・予備試験の個別指導予備校「スクール東京」のおトク情報】
 ● メールマガジン登録
 ● フェイスブック
 ● ツイッター
 ● お悩みやご質問は、お気軽に成川先生へのメール」まで。
 ● 全国どこでも、講演に駆けつけます! お気軽に成川先生・講演のご依頼」まで。

「ホゥ・・・」とする元気言葉!前のページ

「父又は母が認知した子」/ケインズの言葉(2)次のページ

ピックアップ記事

  1. 今、丸坊主になってきました!スカッとします!!

関連記事

  1. 憲法

    【講座1284】 設問 – わしなら、こう解く – 「同じようなもの・・・」…

    【まもなく開催の講座】刑事系判例百選を、論文的に解く講座● ラ…

  2. 憲法

    【講座382】 設問 – スパッと行こう

    新司法試験に限らず、およそ試験というものは、「合格するためにある」もの…

  3. 憲法

    学問の自由の解答

     (1)学問の自由とは、国民一般が真理を探究し、個人の人格を発…

  4. 憲法

    09/04更新【講座1347】設問 – 「合格発表まで、ヒヤヒヤ・・・」 –…

    司法試験・予備試験「試験」「合格発表」までのカウントダウン司法試験…

  5. 憲法

    憲法41条における原則と例外/マザー・テレサの言葉(1)

     司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!「言葉と行動」…

  6. 憲法

    12/18更新【講座1452】設問 – 「焦らず、モタつかず!」 – わしな…

    【「正月の叫び2014」開催のお知らせ】● 「正月の叫び2014」…

新刊情報:合格ノート民法 親族・相続 第4版

法学入門講座(オンライン講座)全9科目コース

2024年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ

PVアクセスランキング にほんブログ村

PAGE TOP