司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!まもなく、本試験がやってくる。特に「論文」試験をクリアーしたい。そのためには、次のことが必要である。
①「短答」試験で勉強した基本項目を、しっかり習得する。
②「論文」試験では、ピントの合ったシンプルな答案を作成する。
この②について、中国文明の形成期(春秋戦国時代)の思想家、孔子は、次のようにキッパリ、断言している。
<孔子の言葉(2)> |
「言葉は、その意味が分かればよい」 |
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!試験の答案に限らず、一般的に文章は意味を伝えるツールである。ある項目の意味・内容が相手に分かればいいわけだ。美辞麗句は、不要だ。(ただし、芸術的な文章は、少し、趣が異なるが…)。
それでは、昨日の答えを示します。
憲法No.266解答編
【解答】
「厳格な審査が当てはまると主張するのは容易ではなく」という理由は、次の通りである。
(1)Aに関する被侵害利益は、体内にGPSを埋没されることがないようにする利益である。これは、動物扱いされず人間の尊厳を保障する意味で、厳格な審査がなじむ。
(2)しかし、検察官の反論としての地域社会の反対利益は、特に住民への性犯罪が繰り返されない利益である。そのリスクが高く地域社会の安全の確保も必ず保証しなければならない。
(3)このように被侵害利益と反対利益がきっ抗するものなので、被侵害利益との関係だけで厳格な審査が当てはまると主張しにくい。むしろ、厳格な合理性の基準がなじむとすべきである。
【注】
(1)コメントは、参考答案の要素もある。第一級の合格情報である。ただ、少し内容が難しい。これを理解するためには、「短答」過去問をしっかり勉強することである。そうすると、コメントの内容が分かるようになる。このプロセスが、司法試験・予備試験の本質的な合格方法である。
(2)要は、コメントと「短答」を理解すればよい。単に暗記しているだけで、いい受験生とはいえない。合格することは、大変、難しい。
(3)合格するには、ジャンクな問題や論法に走ってはいけない。地道に試験委員の示した内容を理解すれば理解するようにしてもらいたい。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!人生のあらゆる局面とおけることからは、シンプルであれば、十分、こと足りる。いたずらに、複雑にしないこと。ピントを合わせて、シンプル化すればいいだけである。「論文」試験などは、その典型である。
さあ!簡潔な文章を書いて、“爆勉”しよう!行け!絶対合格!!
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