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司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 今日は、論文の書き方について、述べよう。本試験では、2時間で8ページの答案を作成しなければならない。したがって、よほどのスピードで書かないと、何ページも、白紙答案になってしまう。以下、重要なチェック・ポイントを、示す。
(1)「一字入魂」である。一字一句、誠意を込めて書く。心を入れて、書かないと、すぐ内容が乱れて、ピンボケの答案になってしまう。それは、日ごろの生きる姿勢が反映される。「一生けん命、生きたい」という人の答案は、自ずと美しい。横着な者は、書きなぐりである。わしの周囲にも、いい加減な者がいるが、彼の文字は、アラビア語みたいで、ほとんど判読できない。それでも、「なぜ、こんなに勉強している自分は、受からないのだろう」と、のんきなことを言っている。バカ者である。
(2)「涼しい答案」を、書く。自分のこれまでの勉強の成果は、一字一字の文字でしか、試験委員に伝わらない。君が使う、日本語をダイヤモンドのように大切に取り扱う。誤字・脱字や「ゴミみたいな字」を書いては、いけない。大切な時間を割いて、採点していただく、試験委員に、ゆめゆめ、失礼のないように・・・。暑い盛りに、試験委員の先生に、その道の素人である君の文章を読んでいただくのである。だから、「涼しい答案」を書くのが、礼儀である。これは、合否とは関係のない話である。
(3)スピーディーに、処理する。38分で答案構成を終わり、“サッサ”“サッサ”とペンを走らせる。決して、「38度線」を超えてはいけない。そのために、速書かつ激書に徹する。しかし、これが、なかなか出来ない。時間内に完成させるためには、毎日毎日、「判断力を速くする」訓練をする。なにごとも、「一言で、結論を言う」「四の五の言わない」。速く正確に書く能力は、君の生活の中で、言動をスピーディーにすることから、習得される。
【注】
この点、受験生のスピードの遅いのには、ビックリする。約40歳年長のわしより、3~5倍遅い。
(4)書くスペースは、7枚は超えたい。8ページの答案が用意されているということは、8ページ書くべき内容の出題だからである。
───司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 論文作成は、そんなに難しくない。君が、「人生のプロフェッショナル」になろうとする意気込みがあれば、すぐ達成できるから。そして、合格できる。試されるのは、「ペンの速さ」ではない。「君の生き方」である。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、今日も、スピーディーに激走しよう。
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「一字入魂である」
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