総論

平川先生の小論文講座①


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「医学部受験ブログ開設にあたり」

このブログは、あなたの医学部合格のために必要な情報を絞ったものです。「面白い」「合格できる」が、ポイントです。私の受験時代を含めたら60年間のノウハウを公開します。将来、医師になられる高校生や浪人生に、心を込めて合格の「心の科学」を提供いたします。午前4時から、お楽しみに!

スクール東京

最高名誉顧問

成川豊彦

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法務省主催の司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!

「小論文の問題では、何を書けばいいんだろう」
「まずは、出題者が何を聞きたいのか考える」
 今回から、医学部受験生の方に向けて、文章の書き方のノウハウを「スクール東京」の平川先生と受験生A君とのやりとりという、対話形式でお伝えします。

【問題】
*親友と最近連絡が取れません。どうやら、親友はひどく落ち込んでいるようです。何度か連絡を試みた結果、ようやく明日親友と会って話すことになりました。そこでは、どのようなやりとりが2人の間で繰り広げられるでしょう。2人のやりとりを対話形式で解答用紙のA欄に、そしてそのやりとりの中であなたが意図したことをB欄に述べなさい。(慶應義塾大学医学部平成20年度 50分 字数制限不明)

[設問]
[1回目のやりとり]

A君:「うーん、どう書けばいいんだろう」
平川先生:「どうしたの、A君」

A君:「今日やる予定の慶応の平成20年の過去問を見ていたんですが、どう書いていいのか、さっぱり分かりません。予備校で教わった、医学関係の知識は全然、役に立ちません」
平川先生:「なんだ、そんなことか。いきなり、どう書くのか考えるよりも、まずは出題者は何を聞きたいのか、考えることの方が大事だよ。それは、分かっているのかい」

A君:「何を聞きたいのか、か。えーと、分かりません」

平川先生:「この問題文はね、一言で言えば、まず、大事なのは事実関係の把握にあることが、分かっているか聞いている。どう対処するのかは、それからの問題だ。
 つまり、急な事態に対してどう冷静に対応するか、を尋ねている。
 医師としての冷静さと、論理的な思考力があるかを確かめているんだよ」

A君:「えー、そんなことを意図しているんですか。予備校では、全然教えてくれなかった。こんな時には、こんなことを書けばよいとか、ハウツーしか言われませんでした。奥深いんだな」

平川先生:「いやいや、大げさに考える必要はない。ただ、小論文は、受験生の医学についての知識を聞いているのではないことだけは確かだよ。だって、考えてごらん。昨日まで高校生だった受験生に、何でわざわざ専門知識を確かめる必要があるの。それは、入学してからやることだ。大学が小論文試験で問うているのは、医師としてふさわしい資質、つまり論理的思考力があるか、患者が命を預けるに値する人間性があるか、その最低限の資質をチェックしているんだよ。決して、表面的な知識などではないんだ。多くの予備校、塾の先生はその点がずれている。小手先のテクニックにとどまっているんだよ」

A君:「なるほど。言われればその通りです。確かに、医学の専門的知識や技術を学ぶために受験するのだから、合格した後に勉強する専門的知識など聞かれる分けがない。
そうか、だから、『どんなやりとり』かを聞いているんだ」

平川先生:「そうだよ。分かってきたみたいだね」
 「さあ、それでは慶応大学は、何を君に聞きたいのか検討しよう、と言いたいところですが、そろそろ時間です。
 この続きは、次回に。楽しみにしてください」

【プロフィール】

 平川治(ひらかわ おさむ)

 平川治先生は、今日に至るまで二十有余年、中学から大学までの受験生を対象に、指導してきました。現代国語、小論文の指導を専門にしています。大手進学塾、予備校を経て、現在、成川豊彦先生が最高名誉顧問をしている「スクール東京」で、主任研究員を務めています。
 これまで、灘中学や、開成中学、ラサール中学などから、東大、京大、早稲田、慶応などの難関大学や多数の私大医学部まで、多くの合格者を育ててきました。
 それだけではなく、「問題ある」子供たちに対しても、事態解決に親身になり、積極的に取り組んできました。アスペルガーや自閉症、パニック障害、そして、登校拒否や引きこもりの子たちに粘り強く接し、問題改善を進めてきました。その中には、事態が解決され、現在、医師になって活躍している教え子もかなりいます。
 モットーは、「どんな子でも、見捨てはしない」です。

さあ!今日も、本質を見抜いて爆勉しよう!絶対合格!!

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【成川先生の合格語録】
「まずは、出題者が何を聞きたいのか考える!」

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