司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 超1流といわれている国立大学法学部を出た、A君(25)は、同じ大学のロースクールに入って1年目である。日曜の夕方、やって来た。「先生、ボクは大学浪人時代と同じ失敗をしそうになりました。それをチェックしていただくために、相談にきました」。
彼は、都内の高校を上位で卒業したが、大学受験には失敗。2浪して、超1流と一般にみなされたる大学に入学できた。浪人時代は、暗記に次ぐ暗記で何とか凌げた。しかし、ものごとの本質や論理を掴めなくても、トップ大学には、何とか合格できる。暗記中心の「第1次原体験」が、出来上がっていた。
大学時代は、学業とアルバイトの2本立てで、忙しい日々を送った。卒業年度になってからは、両親のたってもの望みに従って、裁判官か検察官になることに決めた。
大学4年のときも、猛暗記の勉強をして、同じ大学の超有名ロースクールに滑り込んだ。これが、暗記中心の「第2次原体験」である。このA君。この頃、ロースクールでの授業が面白くないという。司法試験の「短答」「論文」を見ても、生半可にしか理解できないでいる。そこで、彼は高校受験とロースクール受験と同じように暗記中心の勉強スタイルに突入した。「短答」では、何とか答えが出せるが、理由は何となくしか分からない。そうすると、ぼう大な問題数を覚えなければならない。「論文」に至っては、暗記した論証パターンで対応しようとしても、歯が立たない。このところ、彼は暗記中心の「第3次原体験」を進めて、合格できるものかどうか悩んでいた。
大学受験では、数学にしろ、歴史にしろ、暗記で切り抜けることができた。ロースクール受験も、論証パターンの丸覚えで入学できた。「しかし、司法試験はちょっと、違うぞ。確かに暗記中心で、それなりに「ラッキー合格」していることは聞いている。しかし、それは「ラッキー」という運に頼らなければならない。
さらに、裁判官・検察官の志望者は、200位以内の上位合格でないと、“パッ”としない。ここで彼は、暗記中心の合格原体験と決別しようとしている。法の本質を理解して、そのノウハウを事案の処理に適用させることが必要であると思えてきた。まだ、ロースクール1年生だから、多少、時間がある。理解中心の勉強方法を押し進めれば必ず、上位合格できる。「A君! ガンバレ!」とエールを送りたい。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 超1流といわれているところでも、その通り。君は、分かっているね。分からなければ、分かるまで考える。不明なまま、覚えてばかりして、合格しようとしない。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 今日も「スコーン」「スコーン」と行こう。絶対合格だ!!
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