司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！　司法試験・予備試験の受験界では、毎年、同じことが繰り返される。「勉強した人が合格し、勉強しなかった人が不合格になる」。受験生の潜在的な能力には、そんなに差はない。それなのに、受かる人と滑る人の差が、歴然と出てくる。
▼その原因は、“受験ノウハウの差”である。司法試験・予備試験の本試験日の翌日から来年に向って、準備を始めれば、どんな受験生でも、ほぼ合格する。多少、実力がなくても、5月・6月・7月のうちに、レベル・アップができるからだ。こんな当たり前の受験ノウハウを実行しない人が、いかに多いことか。本音を言えば、「本試験日の翌日から、次の本番に向って、受験準備をする」のは、受験ノウハウでも、なんでもない。当たり前のことである。しかし、周囲の大多数がパッパラパーと遊ぶものだから、この当たり前のことが、今では、立派な合格ノウハウに格上げされるのだ。
▼一方、本番が終わり次第、“パー”と飲み会。旅行・夏休みと“一般人の生活”に、はまる者が多い。そういう受験生は、つい10日前には「本試験が近づく。準備ができていない」とパニック状態になっていた。この層を、“パッ・パニ族”という。本番が終わった途端に、“パッ”パラパと遊び・休憩に走る。最近では、短期留学と称して、海外に逃げる。“パッ”パラパー族が生息する期間は、合否発表までの約6か月。
もちろん、不合格になるから、仕方なく年末から勉強を始める。しかし、久しぶりに勉強の本を開くものだから、内容が頭に入ってこない。年が明けると、1日が早く終わる。次の“アッ”という間に本番が迫る。「アー、大変だ」と“パニ”クル。ただし、実力は、ほとんど伸びない。昨年の力と大差のないレベルまで、もってくるのがやっと。結局、“パッ・パニ族”の1年は、本番を境に、前半が“パッパラパーの6か月”。後半が、“パニック状態の6か月”。彼、彼女は1年のうち、一日も“キチッ”とした階段型の勉強をしないままで過ごす。
▼さらに、驚くことがある。この“パッ・パニ族”は、毎年、同じ生活を繰り返す習性がある点だ。そして、またまた本試験に落ちる。「6か月・パッパラパー生活→6か月・パニック状態→不合格」を、何年も何年も変えようとしない。“パッ・パニ族”に精神的・経済的なサポートをしている家族のみなさんは、「大変だなあ」と、同情する。“パッ・パニ族”は、そのうちアンドロメダ銀河に向かう。決して、この地球には、帰ってこない。
▼この一文を読んで、心当たりのある人は、自分で“パッ・パニ族”退出計画を立てて、すぐ実行してください。「自分では、方向性が分からない」と思う人は、「成川合格塾」で、相談してください。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！　すでに受験戦争は、始まっている。来年、必勝を期す人は、夏場で勝負を決めてください。そうしないと、実力アップの時間がなくなるので・・・。
さあ、今日も“ドカ――ン”と行こう！　絶対合格だ！！
▼本日午前4時更新の「合格ブログ（成川豊彦日記）」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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【成川先生の合格語録】
「“パッ・パニ族”には、ならない！」
【家族からのレター】 ※お悩みやご質問は、お気軽に「成川先生へのメール」まで。
Q：成川先生、娘のことで、ご相談があります。司法試験を、過去2回受験しております。前の結果が、最終合格まで、あと2点でした。今年の直前期には、1ヵ月ほどホテルを借りて、缶詰状態で追い込んでいました。試験が終わって家に帰るなり、「少し海外旅行に行ってくる」といいます。「よほど、精神的に疲れたのだろう」と父親も言いますので、旅行を許してやろうと思うのですが（福岡県・RUさんの母）。
A：今年、娘さんが海外旅行へ行ったら、（酷な言い方ですが）9月、昨年と同じか、それ以下の成績で滑っていると思います。「試験後に、海外旅行へ行こう」と思う精神の“隙（すき）”は、「昨年、ギリギリの成績で落ちたから、次の試験は、余裕で通るだろう」という油断の表れです。しかし、昨年1年間で、新たに実力をもつ若い受験生が、それはもう“大波”のような勢いで追い上げてきます。だから、前回ギリギリの成績で滑った人は、昨年を凌ぐ努力で上に泳がないと、その“大波”に見事に飲まれてしまうのです。とにかく、娘さんに旅行に行くのを止めてもらいます。そして、少しペースを落としてもいいから、9月までコツコツ勉強を続けるように、アドバイスしてください。
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