司法試験・予備試験の合格を決める君よ！　日増しに、暑さが厳しくなってきた。涼しい、静かな部屋で、勉強に集中しよう。それでは、“プロフェッショナルな勉強法No.32”を、届けます。
▼「“20歳のつもり”で、受験する（大学入試の場合は、“18歳”とする）」。入学・資格など、ほとんどの試験は、20歳で合格できるようになっている。それなのに、「もっともっと、知識が必要だ」「受験は、そんなに甘いものではない」と講釈する多浪生やベテラン受験生が、多いが・・・。
＜×：スベる人＞
（1）「自分が受からないのは、知識が少ないからだ」と焦り、ますます多くの知識を詰め込もうとする。
（注）「少ないのは、知識ではなく、頭（のシャープさ）である」。
（2）「この問題を正解するためには、もっと深く理解力が必要だ」と、学説などを並べ立てる。さらには、実務的なことまで考える。
（注）（1）（2）は、多浪生やベテラン受験生に多い。
＜〇：受かる人＞
（1）自分がめざしている試験（入学・センター・就職・資格など）の本質が、分かって、適切な準備をする。
（2）「すべての試験は、若い人を合格させよう、としている」「基本が出る」「過去問と同じ質・量の内容である」「最先端の情報や実務問題は、出ない」――ことを知っている。
（3）試験内容は、20歳でも十分、対応できるので、「この論点・問題は、大学3年生ぐらいの人間で分かるか」をチェック・ポイントにする。若い人が理解できない手練手管な項目は、勉強しない。
＜合格ポイント＞
（1）“20歳のつもり”には、2つの意味がある。ここでは、資格試験などに挑む人に対象するが・・・。1つ目は、「すべての資格試験には、20歳でも合格可能」という意味である。資格試験は、各分野の専門家になろうとする人、いわば「プロのタマゴ」を選抜する試験だ。だから、最先端情報は、いらない。実務経験だって、必要ない。人生経験も、問われない。やり方さえ正しければ、20歳でも十分に受かるのだ。逆に、変動する最先端の情報、社会での経験や、これまでに得た人生観のようなものを試験勉強に持ち込むと、受かりにくくなる。20歳の頃のような、真っさらな気持ちで「本質」を素直に勉強すると、どんな試験でもすぐ合格する。
（2）2つ目は、「20歳の頃のような気力・体力をもって、試験勉強に望む」という意味である。人間、年を重ねれば、いくらかはくたびれてくるのは仕方ない。しかし、受験期間だけは、「心は20歳、体も20歳」と自分に言い聞かせよう。あなたは、たとえ30歳を過ぎていようとも、還暦が近かろうと、「希望に燃える若者」でなくてはならない。とはいえ、気力はともかく、体力の衰えは隠せない。だから、食生活を自然食菜中心に切り替えたり、禁酒・禁煙したり、睡眠時間を十分に確保するなどして、人一倍、健康管理に気をつける。
＜裏技＞
（1）毎朝、鏡を見て、「今日も20歳の気持ちで、やろう」と声を出す。
（2）自習や受験の最中、分からないことが出たら、「この項目・問題は、20歳の大学生で解けますか」と“自問”する。そうすると、難しい解答は、期待されていないことが、“自答”できる（分かる）。
▼本日午前4時更新の「合格ブログ（成川豊彦日記）」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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【成川先生の合格語録】
「心は20歳、体も20歳！」
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Q：娘（28歳）が、司法試験の受験をしています。なかなか合格できず、困っております。最近、成川先生のブログを見つけ、1年間くらいのバックナンバーから順に、読ませていただいております。そのなかに、「試験後に、気分転換の旅行に行ってはダメ」という記事があるのを見つけました。それで、びっくりしました。今、娘がまさに、オーストラリアへ旅行に行っている最中なのです（千葉県・CYさんの父）。
A：行ってしまった場合は、仕方がありません。帰ってから、一生懸命に勉強するようにしましょう。ただし、今年の結果は、あまり期待できないでしょう。万が一、9月の結果発表で滑っていたとしても、悔やまないことです。心配なのは、このままの調子だと来年の試験も滑ってしまうことです。彼女には、まずこのブログを読んでもらって、「受験勉強の正しい姿勢」を勉強するようにと、アドバイスをしてください。その際、“合格の神さま”がいることを、話してください。
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