司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! さあ! 5月だ。ホーム・ストレッチに入った。ここで、「短答」は強いが、「論文」は弱いという人は、今年の司法試験・予備試験において、また滑ることになる。「論文」を何度、受けても不合格になる人の2大特色がある。
(1)実質的要因
これは、暗記中心型の勉強を続けていることである。暗記は、苦にせずやれる。しかし、理解は苦手だ。もともと、日本の教育は、小学校・中学校・高等学校・大学・大学院に至るまで、押しなべて、暗記中心で渡って行ける。そのため、覚える勉強が、当たり前のことになってしまう。その結果として、「短答」を難なくクリアーする。しかし、「論文」には、歯が立たない。受からないのは、「知識量が足らないから落ちたのだ」と思う。そして、ますます余分なもの(ジャンク本、ジャンク答練)に手を出す。またまた、覚えることに精を出す。彼・彼女たちは、ジャンクなドロ沼に落ちていることに気づかない。
(2)形式的要因
文字が、汚いことである。文字そのものを、他人である試験委員が読めない。そして、「試験委員が読んでくれないことに気づかない」。司法試験・予備試験は、他人に論文を見せる試験だ、ということを理解出来ない。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! この実質的要因と形式的要因を“両備”している人は、この世では、司法試験・予備試験には受からない。早めに気づいて、直してもらいたい。そうすれば、合格出来る。しかし、人間20年以上、生きてたら自分の欠点は、なかなか修正出来ない。他人は、本人の“暗記グセ”“文字ベタ”を注意してくれない。わしは、この弱点の片方または、両方をもった人に会えば、すぐ「理解中心にしては・・・」「人に読んでもらえる文字を書いて」とアドバイスしている。しかし、わしの言うことを聞いて改善してくれる人は、ほとんどいない。逆に、嫌な顔をされる。「自己価値を上げることを避けようとする」。困ったことだ。しかし、仕方がない。やはり、「大切なことは、自分が気づかないと直らない」。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! このブログを読んでいる人の中に、“暗記グセ”か“文字ベタ”の人または、両方の人がいたら、即、直すようにしてもらいたい。せっかく、受験を志したのだから、もったいないではないですか。分かりきったミスを続けるのは・・・。人生は、“暗記グセ”“文字ベタ”が思っているほど長くない。
さあ! 今日も改善・改善の一日を過ごそう。そうすれば、“スコーン”と突破出来る! 絶対合格だ!!
▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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【成川先生の合格語録】
「気づく! 他人は、注意してくれないよ!」
【家族からのレター】 ※お悩みやご質問は、お気軽に「成川先生へのメール」まで。
Q:息子(39歳)が一昨年、司法試験の受験資格を失いました。今年で2年経ちます。いったん、地元の会社で事務員として働いていました。しかし、「寝ても覚めても合格できなかった“悔しさ”が沸き起こって、どうにもならない」とか。それで、「もう一度、都内の法科大学院に入ろうか。予備試験で行こうか」と思案を始めております。成川先生、彼に、何かアドバイスをください(山形県、合格ネーム・TGさんの父)。
A:私は、予備試験の受験をお勧めします。彼がどの道を選ぶにせよ、大切なのは、“同じ失敗を2度、繰り返さない”こと。彼は、法科大学院(未修)に入学してから、少なくとも7年間は法学の勉強をしていることになります。方や、20代になりたてで予備試験と司法試験を通る受験生もいます。その違いは、おそらく「基本と過去問を徹底的に勉強したかどうか」ということに尽きます。彼は、「なぜ、5年3回ないし5回で通らなかったのか」を一度よく振り返り、“合格のために、最も合理的な行動”を取りましょう。
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