新司法試験をやっている君に質問。「何度かトライしたのに結果が出なかったため、レベルやランクの低い試験に目標を再設定し直す人たちの合格率が、意外と低いのはなぜか? 主な理由を2つ述べよ」。わかるだろうか? 答えは、次の通り。
(1)初心を貫徹できなかった自分自身の弱さや、「どうせ受かったとしても、第2志望に過ぎない」という思いが心のしこりとなって、情熱が湧き上がって来ない。これまでの学習で、それ相応の学力が備わっているとしても、目標を達成するために必要な気力・迫力に欠ける。
(2)レベルやランクの低い試験を、甘くみてしまう。
例えば、新司法試験の受験生の中には、司法書士試験のことを見下している人たちが少なからずいるが、大きな間違いである。試験の難易度などは一般的な目安程度の意味しかなく、受かるためには、各試験特有の傾向をガッチリつかみ、対策をぬかりなく準備することに変わりはないのだ。
新司法試験の勉強をしていたからといって、司法書士プロパーの受験生にすぐに勝てる、対等に渡り合えると思うのは、ただのうぬぼれである。
以上が、解答である。人間は、非常に感情的な生き物なのだ。自分の気持ちを上手にコントロールして、真剣に事に臨まないと、レベルやランクの低いと思っているものに足元をすくわれてしまう。
受験生にとって、出題科目が共通していると、アプローチやリセットがしやすいが、「アドバンテージがある」とは考えないほうがいい。あくまで謙虚な気持ちで、学習を進めよう。
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