新司法試験の受験生と話をしていて、「オイ、オイ」と思うことが多い。今日は、新司法試験の本試験後のことについて話そう。「2011年5月16日から、どうするのか」とロースクール生や専業受験生・社会人受験生らに聞くと、「スカッと旅行をしたい(A君)」「郷里の家族に、近況報告をする(B子さん)」「当分、自宅でふらっとする時間がほしい(C子さん)」「仕事に専念したい(D君)」などである。
ここが、「オイ、オイ」なのである。君たちは、全員まだ新司法試験の受験生ではないのか。「Yes」である。2011年5月16日のその日に、新司法試験に合格したのか。「No」である。
2011年5月15日の新司法試験・最終日、終了の合図と同時に、君たちは、「新司法試験から解放されるのではない」。
「自由の身」になるのは、2011年9月8日(木)、新司法試験の「合格発表」を手にしたときである。その瞬間以降、君は何をやってもいい。旅行・近況報告・リラックス・仕事ほか、何だっていい。思う存分、やりまくれ。
しかし、「合格発表」までの3カ月強の期間は、「いまだ、新司法試験の受験生のままである」。試験直前と同じように粛々と、テキストを読んでいかなければならない。
2011年9月8日に、「合格」していれば、今の勉強を「ストップ」し、「不合格」であれば、今までの3カ月強の期間と同じように粛々と机に向かえばいい。
── さて、この「当たり前の方法」を採った場合のメリットをいう。
① いつもと変わらない真面目な態度は、「合格のゴッド・ファーザー」に好かれる。そして、「君のような人間を、合格させたい」と栄冠を贈ってくれるであろう。
② 万が一、「不合格」であっても、来年の準備は相当、進んでいる。本番でのミスを、フォローする時間も取れた。次の合格は、固い。
── 一方、「当たり前の方法」を採らなかった場合、「合格のゴッド・ファーザー」が「不届き者め」と怒る。ふざけた態度は、本番でも出ていたハズだ。それに、発表までの3か月強のブランクがある。他の新司法試験・受験生は、勉強を続けている。彼・彼女に追いつくことは不可能である。勝負にならない。これは、次の合格への致命的なミスになる。来年も、また不合格だろう。1振・2振・3振の運命になる。
── 新司法試験の全受験生よ! このような事実誤認をしては、「違見(違った見識)」になる。
新司法試験のみんなは、「合格発表までは、受験生」「2011年9月8日までは、合格者ではない」。
自分が可愛かったら、このことに気づけ!! 何回(何年)も同じ失敗をして、この人生、バカを見るな!!
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