司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！　本日は、日曜日。司法試験・予備試験「7科目・パーフェクト合格ゼミ2015」後期（論文編）の憲法が、「スクール東京」で行われる。ところで、受講生のA子さんは、ここ2週間ほど、ゼミにやってこない。わしが、「どうして、ゼミに来ないの」と聞くと、「ええ。先々週の日曜は、母方の実家の墓参り。先週の日曜は、父方の祖父の一周忌。実は来週の日曜も、いとこの結婚式なんです」。これらの行事、果たして全部に出る必要があるの？　“プロフェッショナルな勉強法No.50”を、どうぞ。
▼「冠婚葬祭は、欠席する」。1ヶ月後に、本試験が迫ってきた。ところが、友人からの結婚式の招待状と、親戚の訃報が矢継ぎ早に届いた。受験生の身としては、式に参列すべきかどうか・・・。
＜×：スベる人＞
（1）「友人の結婚は、めでたい」と、喜々として式典に出た。
（2）親戚の訃報には、1日がかりで参列した。
（3）冠婚葬祭への出席は、「社会人としての務めだ」と思って、いつも参加している。
（注）冠婚葬祭とは、成年式・婚礼・葬儀・先祖の祭典をいう。慶弔の儀式である。
＜〇：受かる人＞
（1）専業受験生の場合
（原則）合格するまで、すべての冠婚葬祭に出る必要は、ない。
（例外）2親等以内の親族の葬儀には、出てもよい。その場合でも、受験生としての“週半日の休み”を当てる。
（2）兼業受験生の場合
仕事（バイト）の関係でどうしてもという事情があれば、その慶弔の儀式には出る。
＜合格ポイント＞
（1）もし、あなたが社会人でない専業受験生の場合、合格するまでは、すべての冠婚葬祭に出る必要はない。基本的に、専業受験生には、そんな資格はない。兄弟姉妹の結婚式であろうと、親戚・親しい友人や、お世話になった恩師への祝い事であろうと、心を鬼にして、断固、欠席すべきである。
（2）試験勉強を始めた頃は、それなりに緊張感があって、「1分たりとも、無駄にはしない」という気構えがある。しかし、2年・3年と立つうちに、「たまには、息抜きにいいか」「少しは、刺激が必要だ」「あまり、不義理を重ねるのもよくないな」などと、自分勝手な甘えた考えがすぐに出てくる。慶弔の儀式を口実にして、勉強をサボっているだけではないか。
（3）冠婚葬祭は、1人前の社会人として参加すべきものであって、半人前の（専業）受験生には、参加資格はない。もし、わしがパーティーを開いたり、かりに死んで葬式をすることになっても、受験生には絶対に来て欲しくない。ノコノコ顔を見せるようなら、「そんなヒマがあるなら、やるべきことがあるだろうが！」といって、追い返すぞ。
＜裏技＞
（1）本当は、「合格するまでは、親の死に目にも会えないのだ」といった覚悟が欲しい。これが、真のプロフェッショナルの奥義である。
（2）合格することだけが、非礼に対するお詫びになる。
（3）合格した後、ゆっくり、誠実に少し前の冠婚葬祭に対処する。「不義理をいたし、申し訳ありません」と。
▼本日午前4時更新の「合格ブログ（成川豊彦日記）」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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【成川先生の合格語録】
「合格通知で、不義理を帳消し」
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Q：娘がロー・スクールに通っています。最近、1つ上の学年の男性が、しつこく付いて来るとか。あるときは講義室の外で、娘の授業が終わるのを待っていて、「車で、最寄り駅まで送っていこうか」「一緒に食事をしよう」、果ては「今月の連休、旅行へ行かない？」。あまり頻繁なので「気持ちは嬉しいですが、結構です」と断っても、離れてくれないそうです（愛知県・TOさんの母）。
A：ストーカー気味な男性ですね。こういう人に対して、「あっちへ、行って」という邪険な態度を取ると、“逆恨み”してネット上で誹謗中傷をしたり、同級生の間にあらぬ噂を流すことがあるそう。ここは、大人の対応を。学校で会っても嫌な顔をせず、軽くあいさつをしましょう。付いてきたら、ニコッと笑って、「今から、歯医者に行きますので・・・」とかわしましょう。
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