司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 正月早々、ビックリすることを聞いた。ロースクールに通学しているA子さん(26)と1振中のB君(29)は、後輩・先輩。
2人が先日、やってきた。「論文(憲法)」の指導をしてほしい、というのである。彼女・彼との会話の中で、ビックリ発言が出た。
A子さん「私の友人のほとんどが論文の憲法は、捨てています。やっても、分からないから。それにいい先生も、いないし・・・」と。
B君「でも、よく観察していると、論文・憲法を捨てていない人は、合格している場合が多いね」
A子さん「そういえば、憲法を投げている人には、受かっている人は、いません・・・」
B君「ボクたちは、憲法の論文作成方法が、まったく分かりません。2人で話し合って、成川先生に指導をお願いしようと思っています」
───この話を聞いて、「受験界は、ここまでになっているのか」と嘆くわし。憲法や民法は、いわば司法試験・予備試験のメイン科目。それを、捨ててどうするのか。もう、そこは受験界ではない。受験が、“競馬の予想屋”みたいな作業になっている。
困ったことだ。憲法は、国民と国家に関する基本法である。だから、社会のエリートになる若い人にとって、憲法は必須科目である。それに憲法は、論理力・理解力を養うには、素材になる。司法試験・予備試験の受験生は、考えることを放棄してはいけない(憲法は、考えれば易しい科目である。それに、暗記しなくてもいいものである)。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 君は、社会のエリートかつプロフェッショナルになるのである。単なるテクニシャンに終わってはいけない。だから、“社会の基本法”である憲法を勉強し、“社会の中心”になる素養をつけるのである。決して、わしを困らせないようにしてほしい。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 今日も「スコ───ン」と行こう。絶対合格だ!!
【成川先生の合格語録】
「憲法オンチは、法曹になってはいけない」
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