司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! わしは、学生時代から文字に興味があった。大学卒業後、新聞記者の取材で活字を扱い、国家試験の受験では、答案に漢字・かな・数字を走らせた。
そして、早稲田経営学院(早稲田セミナー・Wセミナー)の創業・経営の最中でも、エンピツを離さなかった。今、「スクール東京」の最高名誉顧問をしながら、毎日、司法試験・予備試験の受験生が書いた文章に赤いチェックを入れる。
あれこれ、50年。随分、“文字のみなさん”に、お世話になってきた。「ありがとうございます」という感謝の思いで一杯である。
さて、一般文と専門文の違いは、昔は大きかった。しかし、最近では段々と、その差が縮まってきた。
例えば、司法試験・予備試験の「論文」答案上では、「そもそも・・・」「しこうして・・・」「けだし・・・」など文語調(明治調)は消えた。まだ、少し残っている「思うに・・・」「確かに・・・」など、まもなく使われなくなるであろう。なぜなら、「思うこと」「確かなこと」を書くのが「論文」だから、わざわざ使わなくてよいことが、みんなに知れ渡ってきたのである。また、昔は、長文が多かったが、今は短文化されるようになった。これは、大変いいことである。
文の調子も、“書き言葉”が“話し言葉”に近づいてきた。これも、程度を越さなければ、好ましい。
このように、「論文」答案上の文章・文字は、時代と社会の変化に伴って、少しずつ変化していく習性がある。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 君は、法という専門分野のことを文章化する職業に就くのである。毎日、毎日、漢字・かな・数字などを使う専門家になるのだから、文字そのものを愛してもらいたい。文字を好きになると、論文作成は苦でなくなる。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 今日もコツコツ文字を書く。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、“ビシッ”と行くぞ。絶対合格だ!!
【成川先生の合格語録】
「文字を愛すると、“論文”は合格する」
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