司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 将来、法曹界や、その他の世界で、〝1流のプロフェッショナル″になるためには、専門的・技能的な素養を極めることと、その根底に精神的・心情的な要素を、もちあわせていなければならない。
ここでいう、精神的・心情的な要素は、いろんなものが混在している。重要なポイントには、 ① 「やる」という精神を強くもつ。 ② 他人や社会のことを思いやる───ことが挙げられる。
受験界においては、 ① 「これと決めたことは必ず、やり遂げる」 ② 「受験仲間が、困っているときは、助けてあげる」「社会に貢献することを、夢実現とみなす」───などである。
さて、ロースクールの仲間が、今年の受験を見送ろうかどうか、悩んで君のところに、相談に来たとする。そんなとき、こうやるとよい。
(1)まず、相手の心の迷いを、初めから終わりまで、ゆっくり聞いてあげる。本番前の忙しい時期だが、その人のために時間を割くことにする。
(2)次に、君が考えた解決策をアドバイスする。そのとき、「もし、自分だったら、~する」とハッキリ具体策を示す。いい加減な、あいづちを打たない。
(3)その他、勉強・健康・金銭・家族状況・人間関係などが原因だったら、改善策を紙に書いて渡す。必要なら、その道の専門家を紹介してあげたり、一緒にさがす。
(4)元気づけるため、少し質の高いランチでも一緒に食べる。
───いずれにしても、悩んでいる人の心を癒してあげる。困っている人の情けを知ることに努める。そのことは、君が社会の一員として、1流のポストに就く条件になる。君は、単なるパッパラパー受験生ではない。この受験を“人生の試験”と受け止め、心を大きく育てていく。
ここで、少し注意点。 ① 相談内容は、他言しないこと。友情は、秘密裏に育てる、 ② 相手から、見返りを期待しないこと。困っているときは、お互いさまである。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 君には、人の痛みを知る人間になってもらいたい。専門的・技能的な素養は、後から、いくらでも付けることができる。それが、本物の人間である。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 今日も“スコ───ン”と行こう! 絶対合格だ!!
【成川先生の合格語録】
「情けを知るは、英雄ぞ!」
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