司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 大手企業の係長をしている男性・A君(37)が、やってきた。「ことしの予備試験を受けましたが、散々でした」と、嘆く。まだ、合格するための勉強方法が分かっていないらしい。
わしは、最初の人にアドバイスをするときには、受験の目的や動機を聞くことにしている。「本気で合格したいかどうか」を判断するためである。彼は、「会社勤めをして12年やりましたが、いろいろ経験しました。受験をめざしたのは、“自分はサラリーマンには、向いていない”と思ったからである。会社では、一生けん命、仕事をしている人も、そうでない人も、昇進・待遇などにあまり差が出ないのです。上司にゴマをすって仕事をさぼっていても、ソコソコの地位につける。真面目に、仕事を改善し、成績を上げても、それに見合った評価はありません」「一回しかない自分の一生、こんなことをしていて、いいのだろうか」「何か意気のあがる仕事、“生きている”と実感できる職業に就きたい」。サラリーマンである彼も、大変なのだ。
そこで、A君は、弁護士になることを決めた。
しかし、受験の生活だって、大変なのである。司法試験で最終的に2,000人も合格するとしても、それなりに苦労をしなければならない。
適度に時間を消化させ、暗記中心でドンドン進んでも、実りは、ない。それに、1振、2振、3振と繰り返せば、合格だって、見えてこない。
受験生も、大変なのである。ただし、世の中のことは、どんな職業やどんな状況にいても、それなりに苦労はつきものである。
「大変である」「苦労が多い」ことは、共通項だ。問題は、その状況を、どのように改善、突破して行くかである。
A君の場合、 ① 何年もかかってでも、合格したいのか。 ② そのために、ETC(エネルギー・時間・コスト)を準備しているのか。 ③ ①と②が釣り合っているか───など、厳しくチェックしてほしい。
相談者の中に、「来年、ぜひ合格したい」という受験生が多い。受かりたい気持ちは、分かる。しかし、時間数と自分の実力との関係を、直視しなければいけない。基本力を積み重ねる勉強をしなければいけない。
受験生に対し、わしは、どんなときでも、全力を尽くす。「必ず、合格させる」という気迫で臨む。
365日、any time勝負である。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 季節の変わり目です。風邪にきをつけて、がんばってください。
面白く、やるぞ! 絶対合格だ───。
【成川先生の合格語録】
「大変なことを、やる!」
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