全国の新司法試験の受験生から、「択一(短答)で、足切りにあった。択一を突破するには、どうしたらよいか」と問い合わせが続く。方法は、簡単である。
(1) 「択一」の肢を、「論文的に解く」。つまり、理解して答えを出すのである。これが、なかなかできない。ある論点の定義・趣旨・要件・効果を把握して、答えを出す。
しかし、一般的には「判例に、~と書いてある」「条文に、~と規定している」というだけで終わっている。正解を出したつもりになっている。実は、肢の文章をなぞっただけの勉強である。
判例・条文に書いてあることは、いわば形式的理由にすぎない。実質的理由は、「なぜ、そう規定しているのか」「趣旨は、何なのか」など、ものごとの本質なのである。
(2) たった3~4行の文章でも、じっくり考えながら読む。肢をサッと見るだけで、すぐ答えようとしない。
このことは、日ごろの勉強のときにも、特に大切にする。「択一」の点が伸びない人は、肢を見て、すぐ解説を読む。書いてある解説の内容や理由付けがピンボケが95%ぐらいあるから、どうしようもない。特にピントが合っていない長い解答分を大切そうに読んで、暗記しようとする。
「ピンボケの解説文を、大切そうに読んで、暗記しようとする」。これが、「択一」に受からない最大の原因である。
(3) 「1秒でも速く」「1センチでも深く」の心構えを持つ。この点は、次の機会に述べよう。
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