「受かる・土台作り作戦」の第1回目が、終わりました。終わったとたん、早速、全国から反響がありました。
中でも、今後の具体的な中身を教えてもらいたい、という質問が来ておりますので、ここで、簡単に説明します。
受験の全体的な問題や課題について述べる、「今週のガツン!」では、私が“ガチー”っと、総論的なことをいいます。
その次に、2番目が「体力」、3番目に「心力」、4番目に「考力」、5番目に「技力」、最後に「出来事」を取り上げます。6つの項目を、日替わりでやっていきます。時々、順番を変えることがあります。
なぜこんなことを言い出したかについて、お話しします。予備試験を例にすると、難しい試験というものは、ほとんどの受験生は受かりません。
「スベる人」は、受かる勉強をしていません。いわゆる「受からん人」が、適当に受けている状況は、マズいのではないか、と思い、この企画を始めました。
どういうことかというと、難しい試験に合格するには、受かる土台が無いとダメです。勉強は、後からでいいのです。勉強したから受かるのでは、ありません。
土台があるから、勉強が生きてきて、受かるのです。家造りでいえば、基礎を作ってから、その上に家を建てるわけです。
ところが、受からない人は、土台や基礎を作らずに、適当に原っぱに家を建てます。それでは、大きな家は建たないし、建ったところで、小さな台風でも来れば、すぐ壊れます。
だから、土台作りは、非常に大切です。
例えば、合格率が3%ぐらいと、いわれている予備試験受験生の多くは、土台の無い人です。
一方、私が作った言葉ですが、「ゴールデン・ボーイ(ガール)」、略して「ゴ組」と呼んでいる、東京大学法学部生を中心とした20歳から24歳までの人は、予備試験を“バンバン”受かっていきます。
「ゴ組」の合格率は、7%ぐらいあります。
しかし、それ以外の人たちは、絶望的に受かりません。合格率は1%前後しかありません。
その1%前後の人たちの合格率を上げるのが、私の目的です。
そういう人たちでも、底上げすると、“スコーン”と行けるんです。そこで、土台を作ってあげるわけです。
「ゴ組」たちは、多くの場合、難関大学への受験勉強を通じて、土台ができています。だから、“パッパッパ”と、受かっていきます。
これに対し、土台ができていない人は、永遠にダメなんです。永遠に受からないんです。
それを、「こうやったら受かるよ」と、一緒に土台を少しずつ作ってあげようと、思っております。
だから、ゆっくりやりますので、ご心配なく。
では、今日は、ここまでにして、次回は、“スコーン”と、土台作りの核心に迫っていきます。
「行け!」
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