受かる・土台作り作戦

不合格者座談会 第1回 「受かる・土台作り作戦」を受講するに至った理由

 不合格者座談会 第1回

1.日本で一番、厳しいけれど、力が付く講座(「受かる・土台作り作戦」)を受講するに至った理由は?

成川先生:今日は、昨年度(令和元年)の予備試験に不合格だった方々に集まっていただき、どのようにすれば合格できるのか。皆さんと、ざっくばらんに話をしたいと思います。

まず、どうして日本で一番難しい「受かる・土台作り作戦」講座を、受講しようと思ったのでしょうか。Aさんから、教えてください。

 

Aさん :これまでのやり方では、試験に受からないということが、分かったからです。

 

成川先生:それは、なぜですか。

 

Aさん :自分は、予備試験・司法試験の学校に行っていたのですが、結局は覚える勉強をするだけでした。いつまで経っても、「論点だ」「論証カードだ」と、記憶を繰り返すのみで力が付かない。学んだことを覚えてすぐ、忘れる。そんなことを、毎日やっているだけで、虚しいと気付いたからです。

 

成川先生:虚しいというのは、結局、「覚えるだけで自分のものにはならない」と、いうことですね。

 

Aさん :学校では、「論点についての論証を暗記していれば、分からないながらも続けていると、何とかなるのだ」と、いつも言われ続けていました。「最初、暗記を続けていれば、そのうち力が付いてきて受かる」と、思っていました。自分は勉強量が足りないと、一生懸命に覚えました。でも、ちっとも問題が解けない。解けても、実感がありません。

 

成川先生:うん、実際、そうだと思います。20歳過ぎた大人が、試験のために暗記ばかりしているのは、おかしくないですか。そんな国家試験があるとすれば、変ですね。少なくとも、「自分で理解したものを記憶する」と、いうようにすべきではないでしょうか。

 

Bさん :私も、学校でひたすら、「こういう判例を覚えてくださいね」などと、指導されてきた経験があります。そこで、内容が分かったうえで暗記するという「スクール東京」のやり方に魅かれました。

 

Cさん :私が受験生だったら、「暗記させるのではなくて、理由を教えてください。私はこう考えますが、よろしいでしょうか」と、授業をしていただいた講師の先生に質問をします。中身を把握し、大事な事項は記憶する。これが、本当の教育だと思うのです。

 

Bさん :そうです。なぜそうなるのかについて、授業をしていただいた先生に質問しても、的確な答えは返ってきませんでした。

 

Aさん :それは、質問をした相手の先生自身が、意味も分からずに覚えたことを吐き出す勉強で、運よく受かっただけだからでしょう。

 

Cさん :はい、そうだと思います。

 

Aさん :だから、理由を答えられません。自分で、考えていないからです。

 

Bさん :私が最初に教わった弁護士のチューターさんは、「人間は忘れるから、何度も何度も暗記して繰り返さなければなりません」と、最初に言われました。

 

成川先生:それは一理ありますね。理解していても忘れます。だから、自ら考え、分かった上で記憶するということが大事です。内容を分からずに、暗記、暗記だけでは、その学校にお金を寄付しているのと同じで、何の意味もありません。予備試験・司法試験で何が問われるのかを知らないからです。皆さんは、これを機に、ぜひ厳しい現実を知って、理解中心の勉強を進めるようにしましょう。

さあ、今日も1日行くぞ!

                                                                   

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