不合格者座談会 第4回
成川先生:前回は、「合格の反対は不合格ではなく、諦めることだ」と、お話ししました。
これまでの話題をまとめると、皆さんが受からない要因は、第1に何事につけて無知であるからです。自分が受けている試験の合格者数や、受験者に対するその割合、つまり実態を知らないようでは、本当に法曹界を目指して努力しているのか疑問です。目標に向かって取り組む厳しさが足りないとしか、いえません。
そして、2つ目は謙虚でないことです。合格者は素直です。しかし、不合格者は必ずしも、そうではありません。事実に対して、ごまかしたり、うそをつきます。その結果として、ムダが生じるのです。
私が教えている人の中で、同じ失敗を無限にやる受講生がいます。これは何なのか、不思議です。文章を書かせると、1つの段落の中で同じ言葉を繰り返します。
ミスを重ねるのなら、反省ノートを書いて暇な時に見て、次からは、無くすようにすればいいのです。必ず、よくなります。
ところが、その人は、同じ失敗を100回のうち100回繰り返します。
そんな人が、不合格者になるのです。予備試験受験生が100人いると、98人ぐらいは、これに当たります。
「ゴ組」と呼ばれる20歳から24歳までの世代にも、100人中、90人ぐらいはいるでしょう。
不合格者は、人生に対する謙虚さがないから、同じことをするのです。だから、余計なことが多くなり、ムダになります。
エネルギー、時間、そしてお金を費やしている。そのような、つまらない人生を送るのは止めませんか。
結局、「無知」「謙虚さがない」「ムダばかり」という3点セットを、改めればよいのです。そうすれば、弁護士に、検察官に、裁判官になるという夢は実現できます。
そのためには、己に対する意識を高めなければなりません。
自分とは何者か、自分は何のために勉強をしているのか、何を克服すべきかを常に考える。そんな人になれば、合格するのに時間はかかりません。
この座談会の記事をお読みのあなた。私のやり方を実行すれば、2年で形ができます。多く見て3年。勤めている人、仕事を持っている人の場合は、それに半年プラスしましょう。どんなに間違っても、2年から4年の間に必ず受かるのです。
だが、現実は違います。なぜ受からないか。その理由は、自分がないからです。自己価値を上げる、という気持ちが弱いのです。
自我が弱いからです!(声を大にして)。
失礼しました。あんまり大きな声で言うと、聞いている人がいなくなる、嫌がられると言われました。でも、嫌われても、かまいません。
きついことを言って、それで次の時代を背負う若い人たちが、過ちに気づき立派な人間になってもらえるならば、私は満足です。
多くの人が予備試験・司法試験に合格し、真実を追求する本当の人生を送っていただきたいと、考えております。
皆さんは、どう思われますか。
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