前回、質問の技法について、「日頃から考える」ことが大切だ、と話しました。
そうしたところ、受講生より「何を考えるのか」、という質問がありました。
まず、自分が疑問に思うことを述べます。
およそ60年前、私が東京に出てきた19歳の頃、不思議に思ったことが3つありました。
1つ目は、言葉です。東京の言葉は速くて、語尾に「さあ」を付けるのが不思議でした。
2つ目は、電車です。通勤や通学のラッシュがひどくて、こんなにしてまで行かなくてはならないのか、と思いました。
3つ目は、西武新宿線を利用していたのですが、西武新宿駅から当時、国鉄の新宿駅まで500mくらい離れているのに、つながっていないのです。線路の延長上には、細長い飲み屋街が連なっています。
最初の「言葉」ですが、なかなか直りません。自分は、「東京で働いている田舎者」だと思います。
2つ目の「電車」も改善されません。混雑率は200%を切りますが、60年経っても、未だにサラリーマンは、ラッシュに揺られています。そのような光景を見ると、支配層は、大衆をこき使っているのだと、思います。資本主義の弱肉強食の構造を、社会は直そうとしないのです。
3つ目の西武新宿駅の問題も、JR新宿駅へ向かう間に「思い出横丁」という古い飲み屋街がありますが、未だに西武新宿線の線路が通りません。
つまり、3つとも直っていません。「東京はアカンな」と、思います。
しかし、東京は仕事のチャンスが多いので、恥ずかしいとは思いつつ、暮らしています。自分が3つも解決できない嫌な社会状況を、逃れることさえできない自分に対して、忸怩たる思いがあります。
これらの問題は、インターネットや国際化で、解決できるかもしれません。
東京は、仕事をするところだけど、生活するところではない、と思います。
もっとも、これには反論があって、こちらで生まれた人は「東京がいい」と言うのです。それは仕方がないでしょう。
しかし、田舎から出てきたり、もう少し人間的な生活をしたい、という人にとっては、問題です。
ポイントは、東京で仕事をして、田舎で暮らす。将来的には、リニア新幹線が開通して、東京から名古屋まで1時間以内で行けるようになるから、解決策の1つになるでしょう。
上京して60年間、疑問に思ってきた3つのポイントすら解決できず、東京を離れ、静岡辺りで暮らしながら、働きに出ることすら出来ていません。自分の忸怩たる思い、無能力さを感じます。
生きている時間は、あと20年ぐらいしかありませんが、最後の1年間くらいは、人間らしい生活をしたい、と思います。
あなたは、どうでしょうか。変化してもらいたい、と思います。
今日も、行くぞ!
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