法務省主催の司法試験・予備試験の合格を、決める君よ！予備試験短答式試験の受験が終わって、受験生のＡ君から２通の報告メールが届いた。２通目を紹介する。
（Ａ君のメール内容）
受験直前に、成川豊彦先生の「日本文章術検定・エントリーコース」を受けた。「仕事と私」「試験と私」などの簡単なテーマを与えられ、自分の考えを作文にする。「仕事と私」という文章を作る中で、「上司が部下を指導していたが、だんだん部下が実力を発揮し、上司を超えていった」というエピソードについて、成川先生と話し合った。
「こういう状況を、『出藍の誉れ』という」
「類義語もあるが、分かるかな。Ａ君」
こんな具合で、文章表現のほか、故事ことわざなど語彙力も鍛えてもらえる。
その後に臨んだ平成29年予備試験短答本試験の一般教養科目。第7問の慣用句の問題で、「出藍の誉れ」の意味を問う問題が出た。一瞬、「ウソか」と思った。冷静になって、成川先生から教わった言葉の背景にあるイメージを思い出すと、迷った肢もバッサリ切れ、正解できた。
「数ある慣用句の中で、まさか直前に触れたものが試験に出るとは」
「成川先生は、試験問題の予知能力がおありか？」
と思えるほど、生まれて初めての不思議な体験であった。
成川先生が受験生に対して、常々おっしゃることは、
「一生懸命、受験に取り組むと、『試験本番で、勉強したところしか出ない』という信じられない現象が起こる」
「わしが実際、受験で体験したのだから、本当のことだよ」
「これは、“合格の神様”からの贈り物だ」
こんな「奇跡」が起これば、試験結果はもはや合否の問題ではない。正しい姿勢で努力を積めば、「奇跡」ではなくなるのかもしれない。
試験問題が何を問うのか分からず、自分と試験への幻滅を何度も続けていた私の心に、光明がさした気がした。
▼司法試験・予備試験の合格を決める、君よ！　今学んだことが、次の試験に出るかもしれない。大事小事、決しておろそかにしない。　
さあ、今日も“爆勉”しよう！　行け！　絶対合格！　
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