新司法試験の受験勉強をしていると、ときどき夜中に目が覚めることがある。大阪に住むA子さん（30）は、一夜に1回は必ず起きてしまうという。だいたい、午前3時ごろである。
「どうしたら、いいのでしょうか」と質問された。そんな時は、起きておればいい。まず、「神様みたいな存在」に、感謝する。そして、社会への貢献を誓い、親の長命を願う。最後に、「一生懸命、新司法試験の勉強をします。見守ってください」と、口に出して訴える。
その際、けっして「合格させてください」とは言わないこと。他人のような存在の神に、ねだるのは、お門違いである。「合格する」のは、あくまで、自分の努力によるものでなければならない。
「合格のゴッド・ファーザー」が見守ってくれれば、A子さんを、今夜も合格するための眠りに誘ってくれる。要は、一生懸命「一日を生きる」ことである。そうすれば、ことしの合格も近い。
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