新司法試験・予備試験の合格を決める君───。ことしの本試験問題について、少し感想等を述べたい。
① 全体として、「例年より、難しくなった」という人が多い。確かに、各科目とも少し難しく感じる。ただし、「難しい」ということは、「やさしい」と同じことである。新司法試験・予備試験は、「上から何番までが受かる」という相対評価による試験だからである。
② しいていえば、生半可な勉強をしている者たちにとっては、「さっぱりわからない問題」が多く、できなかったようである。しかし、「みんな、できないから、あまり心配しない方がいい」。ただ、早く対策を立てること。
③ 憲法(短答)を中心にしていえば、基礎的な事項は、わかっているという前提で、細かいことをきいてくる。これでは、今のロースクールでの勉強だけだと、「まったく歯が立たない」。きっちりした受験対策が必要である。それも、ロースクールに入る前後から、新司法試験・予備試験の勉強を始めないと、間に合わない。
④ 予備試験(短答)の憲法は、12問出た。そのうち、9問が新司法試験と、まったく同じ問題である。75%が同一ということになる。このことから、当局が、「この試験制度を、どう考えているか」「どのようにしようとするのか」について、いろんなことが推測できる。いずれ、わしの予測を述べたい。
⑤ 短答(択一)の憲法問題について、1週間前に、わしはすべての検討を終えた。このブログでも、近く解説したい。
⑥ 論文についても、しかるべきときに、詳しく解説する。
───少し、マニアックになってきた新司法試験・予備試験の合格を、本当に確実なものにしたいのなら、君は、今からダッシュしなければいけない。確実合格には、時間がかかる。1年は十分に必要だ。
それなのに、まだ勉強態勢に入っていない者がかなりいる。この者たちは、新司法試験・予備試験の質の難易度と、自分の実力の両方について、大変な「事実誤認」をしている。もちろん違憲、いや、ことしも、次の年も不合格である。そして、「新司法試験・予備試験の難民」になって、最後には、消えていくのである。
新司法試験・予備試験の合格を決める君よ!早く、この現実に気づけ。そして、一刻も早く対策を立てて、合格して行こう。ことし9月に、合格していても、今から発表日までは、勉強を続けるのである。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、新司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 行くぞ───。
【成川先生の合格語録】
「新司法試験・予備試験の受験難民になるな」
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