民法

弁済と代位/マリリン・モンローの言葉(2)


 司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!勉強や仕事ばかりの人生では、いけないよ。たまには名古屋で勉強しよう。そして、チャンスがあれば、恋をしてもらいたい。でも、受験中は控えたい。合格したら“ドカーーーン”といい異性を見つけてほしい。世界の大女優、マリリン・モンローも、味のあるセリフを残している。


<マリリン・モンローの言葉(2)>
「キャリアって、素晴らしい。でも、寒い夜にそれに寄り添うことはできないわ」


▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!少し前、このブログで、アメリカ合衆国のキッシンジャー博士の言葉を紹介したが、いろいろ調べていると博士と大女優とは、よく似たことを言っている。
 では、昨日の答えを出します。


【解答】民法No.42
 弁済によって、担保権をもつ債権者の地位に当然に「代位」する(500条)。これにより、弁済者は他の一般債権者に優越する地位に立ち、債務者に対して、実効性の高い方法で求償権を確保できることに意義がある。保証人や物上保証人にとって、代位により一般債権者に優越する地位に立てるメリットがあるからこそ、債権者に弁済しやすくなる。また、代位される債権者は、従前から担保権者として、一般債権者に優位に立つ。そのため、債権者が入れ替わったとしても、一般債権者の地位に変化は生じない。
 他方、債権者としても円滑に債権回収ができ、その立場は強化される。
 仮に弁済による代位の制度がないとすると、優先的で実効性のある求償権確保が期待できなくなってしまい、進んで保証人や物上保証人になろうとする者がいなくなる。一方、債権者の立場からすれば、保証人や物上保証人になろうとする者がいなければ、債務の優先的で確実な履行を確保できず、安心して債務者に金銭を貸し付けることができなくなってしまう。このような状況下では、円滑な融資が実現されず金融が滞ってしまうだろう。
  【注】
 解答は、かなり詳細なものである。簡潔な解答としては、「弁済者が担保権をもつ債権者の地位を得ることで、優先的に求償権を確保できる(求償権の実効性を高める)」という解答になるだろう。
 なお、本問とは直接関係ないが、「弁済による代位」と「求償権の範囲」とは別の問題である。弁済者が債務者に対して具体的にいくら請求できるかについては、別途検討する必要がある。
  【合格の道標】No.20
 この稿が掲載される時点(2月末)は、短答式試験対策と並行する形で論文式試験にも力が入っている頃だと思う。両試験対策の比重をどうするかは少々悩ましいが、最低でも週に1~2度(一度の機会に、複数の科目を書くとなお良いと思う)は、論文式試験対策のために答案を作成した方がよいだろう。他方、短答式試験の過去問を検討する際には、「これが論文式試験に出題された場合、どう書いたらよいか」という視点をもって検討すると、より勉強が深まる。
 論文式試験対策においては、市販の答案集を参考に用いることも多いと思う。答案集は、各社が力を入れて作成しているので、自分の答案作成技術を向上させる上で、ぜひ役立てたい。「この視点、フレーズは使える」と思ったら、どんどん取り込み、自分のものにしよう。
 もちろん、市販の答案集とはいえ、完璧さを備えているとは限らない。中には、読んで違和感を覚える場合もあるだろう。注意すべきは、「この答案はおかしいのではないか、出題趣旨に沿っていないのではないか」と思ったときだ。「出題趣旨に沿っていない」との理由から、「この答案集は使えない」と即断し、捨て去るのでは少々もったいないと思う。「おかしい」と思う答案については、どこがどのように、なぜおかしいのか、自分であれば制限時間内に何をどの程度どのように書くか、自分の弱点を補強するために使える箇所はないだろうか・・等々まで詰めて考えなければ、当事者意識をもって勉強したことにはならない。
 こうした詰めて考える作業を意識的に行えば、「おかしい」と思う答案を検討することで、自分の頭を使いつつ色々な検証作業を経ることができるため、かえって勉強になる。
 また、そもそも「おかしい」と思う原因が、自分だけの思い込みに過ぎないかどうかという検証も必要だろう。答案や出題趣旨を、ほかならぬ自分自身が誤読している可能性もある。こうした状況を避けるため、出来る限り客観性を確保することを意識し、じっくり検証する作業を怠らないでほしい。
 出題趣旨に沿っていないことを理由に市販の答案集を批判するのは、出題者である法務省の仕事(実際に批判しているのかどうかは不明である。)であって、受験生の仕事ではない。受験生は、決して批判するだけで終わらせてはならないのだ。どんな素材からであろうと勉強になる箇所を探求し、出題趣旨に沿った答案を書ける訓練を合格するまで謙虚に継続するべきだろう。


▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ!“キャリアと愛”を、この生涯で、ものにしてください。そのための受験勉強です。「いい勉強→いいキャリア→いい愛」となるでしょう。
 さあ!今日も“スコーン”と“爆勉”しよう!“バシッ”とやろう!行け!絶対合格!!
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