【令和7年予備試験 論文合格発表】
令和7年12月18日(木)
【令和7年司法試験 最終合格発表】
令和7年11月12日(水)
令和7年カウントダウンは,こちらのページです。
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いつも,読んでくださりありがとうございます。令和7年の司法試験最終合格発表まで,あと2週間を切っています。
10月下旬,「令和8年(2026年)試験合格のための戦略構築」という企画を打ちました(募集終了)。説明会参加の特典として「試験委員が試験目的達成のために考えていること」というレジュメをお配りしたら,「目からうろこだった。普段の自学習に取り入れたいです」など感想をいただきました。立法者・裁判官・試験委員の目線に立つのは簡単ではないですが,勉強がむつかしいと思ったときの一番の解決策です。
今日は,予備試験短答_一般教養科目_経済学_名目所得と実質所得について勉強しましょう。
令和5年第22問です。令和5年の経済学は,ほか「消費者選好」が出ており,解きやすい。3問中,2問は取れる印象です。一般教養科目の底上げに向かって,挑戦していこう。
問題:
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」における大卒初任給(月給)の推移をみると,1977年は約10万円だったが,その後,右肩上がりで増加し,1990年代には約20万円となり,その後はほぼ横ばいとなっている。
花子の祖父は1977年に大学卒業後,初任給として月給10万円をもらったという。一方,花子は2022年に大学卒業後,初任給として月給20万円をもらったとする。仮に,1977年に比べて,2022年の物価が高くなっているとしたら,花子の初任給に関する記述として正しいものを,次の1から5までの中から選びなさい。
1.名目所得で花子の祖父の2倍より少ない
2.名目所得で花子の祖父の2倍より多い
3.実質所得で花子の祖父の2倍である
4.花子の祖父の実質所得の2倍より多い
5.花子の祖父の実質所得の2倍より少ない
正解:5
解説
大卒初任給(月給)の推移は,1977年は約10万円だったが,その後,右肩上がりで増加し,1990年代には約20万円となり,その後はほぼ横ばいである。「名目所得」といい,物価変動を考慮せずに,その時の金額でそのまま表示された所得額である。
一方,物価の変動を考慮した実質的な所得額を「実質所得」という。「1977年に比べて,2022年の物価が高くなっている」とすると,名目所得は2倍になっても,実質は2倍より少なくなる。したがって,花子の初任給は,肢5「花子の祖父の実質所得の2倍より少ない」が正解となる。
(注1)大卒初任給 「名目所得」推移グラフ(参考)

(注2)大卒初任給 「実質所得」推移グラフ(参考)

本日は,ここまで。ただいま,成川先生の「#日本を元気にする言葉」を,X(https://x.com/narikawatoyo)で1日一つずつ,配信しています!先生は指導現場にいませんが,皆さんの一日の栄養剤になるように,応援します!ぜひ,ご覧ください。

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