司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 司法試験・予備試験の受験界に、軽蔑すべき言葉がある。「回す」である。以前に、過去問を「2回、回した」「これから、3~4回、回すつもりだ」などという会話があった。それは、「過去問をただ、暗記して勉強する。忘れたころに、また暗記する」という意味である。理解していないから、何回やっても実力はつかない。だから、「回す」という受験生は、最近では周囲からバカにされるようになった。
ところが、「回す」という言葉が、別のところでも、使われていることが最近、分かった。それは、「受験の資料を友人間で、パソコンやコピーで流す」ことである。中身は、予備校の分厚い資料、先輩のノート、基本書の一部などなど。費用は原則、無料である。
しかし、たくさんの資料をもらっても、実のある勉強ができるだろうか。タダで入手したレジュメやサブノートを、熱心に読むことがあるだろうか。ただ、部屋に積んでおくだけに、なっているのではないか。
このように、資料を友人間で回す“資料収集生”は、参考のコピーやレジュメがあるだけで、勉強した気になっている。合格には、何の役にも立たない。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 合格に必要な資料は、最少必要限度にする。そして、過去問を中心にして、自分の頭で考える。「問題集を回す」ことの“愚”を知った君は、「資料を回す」ことの“愚”を知っているハズである。問題集や資料に目が行き過ぎる者は、「暗記でも、合格すればいい」という浅はかな人間である。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 1流のプロフェッショナルになる君は、理解を中心にした勉強をしてもらいたい。受験時代は、“考える人間”そして合格後は、“行動する人間”にもなってもらいたい。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ! 今日も「スコーン」「スコーン」と行くぞ。絶対合格だ!!
【成川先生の合格語録】
「“2つの回す”は、タブーである」
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