司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 世の中には、嘘のような本当の話や本当のような嘘の話がある。
西日本の共稼ぎ一家の長男で、今年、ロースクールを出たA君(29)。東京近郊で一人住まいをしている。ときどき、わしの事務所に相談しに来たり、電話で質問したりする。電話のときは、口をモゴモゴし、短期合格法や憲法の「短答」「論文」の解説を聞こうとする。聞き取りにくい言葉なので、質問の内容が分からないことも多い。
そのA君が、先日、久しぶりに電話してきた。いつものように、口でモゴモゴ音を立てながら話す。分かりにくい。どうも、おかしい。そこで、わしは尋ねた。「君は、何か食べながら、話をしているのか」。A君は、少し声をとぎらせた後、こう、のたまわった。「自分で作った煮物を食べながら、話をしていますが・・・」「エッ・・・」と驚くわし。以前から、食事をしながら通話をしていたのである。このところ、性格がよくなったわしでも、久しぶりに怒った。すぐ事務所に呼びつけて、一喝。
「なめたらアカンぞ!。幼稚園児なら許されるが、“法務博士”の君は、許されないのだ」「社会常識もない者は、今年、1,000%合格しない。常識のないのが、法曹になっては困る、と“合格の神様”が言っておられる。「まず、社会生活のイロハを習得してほしい」「ハハ───・・・」と自分の無礼を気づかないまま、モゾモゾしているだけ。注意されても、“ピン”と来ていない様子で帰って行った。
A君は、30才になろうとする。これまで、親、学校の先生、ロースクールの先生ほか、誰からも注意されなかったに違いない。彼が本心から気づいて、改善してくれることを願うばかりだが・・・。
司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 君は、A君のような、お粗末君ではない。社会常識をもって、まともな専門家として巣立ってほしい。
なお、本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、是非ご覧いただきたい。
さあ、今日も“まとも”で行こう。“スコーン”とやろう! 絶対合格だ!!
【成川先生の合格語録】
「お粗末君は、合格してはいけない」
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