司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 「短答」にしても「論文」にしても、合格する極意は、簡単である。試験委員が出題した問題に対して、「何を尋ねているか」を素早く見つければよい。つまり、出題の趣旨にピントを合わせるのだ。そのトレーニングは、過去問をやることで十分である。本試験問題に挑戦すれば、よいわけだ。
では、民法の設問を示します。
【設問】民法No.7
ある不動産に、対抗要件(605条等)を備えた賃借人が存在している。この不動産が売買契約によって譲渡された場合、売主の賃貸人たる地位は、新所有者である買主(以下「買主」とする)に当然に移転するとされる(判例・通説)。
賃貸人たる地位が、買主に当然に移転する理由について、問題の所在を意識しつつ論じなさい。
【注】
(1)2014年10月1日(水)に出題した【設問】民法No.5と同様、有名な論点である。「こんなカンタンな論点、いまさら勉強しても・・・」という人がいるかも知れない。しかし、問題の所在を意識して論点を押さえているだろうか。
(2)問題の所在を意識しないままだと、暗記した知識のみに頼ることになる。一方で、問題の所在を意識していると、基本から考えることができるため、冷静に対処できる。
(3)問題の所在を意識することは、あらゆる論点を理解する際に不可欠である。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 過去問を完全に料理できれば、合格したも同然だ。それを試すいい素材がある。「短答」では、「短答 過去問 アレンジ答練」。「論文」では、「論文 過去問 答練」。この2つの答練を、自分流に活用してほしい。
では、今日も“スコ――ン”“スコ――ン”と行こう! 絶対合格だ!!
▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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Q:私共の息子は、5年前に法科大学院を卒業しました。今年、最後の受験資格をかけて、司法試験に挑んだのですが、不合格でした。彼には、いろいろな職業の選択肢があったと思います。けれど、「僕は、将来、どうしても弁護士になりたい。弱い人を、助けるんだ。それが、僕の生涯の使命だと思う」と言い続けていました。それだけに、彼の落胆が大きいです。今後、家族として、彼をどう支えてやれるのか、とても困っております(東京・SIさんの母)。
A:彼に、自分の夢を諦めて欲しくない。私は、試験に合格するための総論的な3つの条件を、“E(エネルギー)・T(時間)・C(コスト)”といっています。まず必要なのが、エネルギー。これがあれば、大丈夫です。気持ちが萎えているようなら、一度、「成川合格塾」へ来るよう、アドバイスしてください。彼に、初心を蘇らせ、パワーを注入して元気にさせます。そして、予備試験ルートからの司法試験・合格を目指します。10年近く、法律に携わたってきたのだから、正しい勉強方法に切り替えれば、必ず努力が身を結びます。頑張ってください。
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