司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! この数年、司法試験・予備試験の本試験「論文」を研究していて、気づくことが多々ある。今日は、このうちの1つである本試験での採点方式について、述べたい。
司法試験・予備試験の制度が始まって、このかた採点方式は、加算方式で行われていると、うかがえられる。決して、減点方式ではないと思われる。「受からせる試験」であって、「落とす試験」では、ないということだ。このことは、本試験の各科目の問題・「試験委員コメント集」(以下、「コメント」という)・上位合格者や優秀答案・合格者数・受験者の実力・各校の出版物などから総合して、推測される。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! その理由などについて述べてみたい。来年、合格する人は、戦略的・戦術的に考えてみてください。
(1)本試験問題の高度な内容や「コメント」の指摘と上位合格者の答案の質とは、まったく対応していない。特に、憲法がひどい。「コメント」の指摘通りの答案は、皆無。30%ぐらいピントが合っていたら、超最高答案ではないか。10%で十分、合格できる。このことから、受験界でいわれている「コメントを勉強し、少しでも分かるようになれば、必ず合格する」のは、事実である。採点も、加点方式に、せざるを得ない。
(2)本試験の採点を、「コメント」通りに添削すれば、合格者は“0人”になるのではないか。したがって、加点方式にしないと、司法試験・予備試験制度が成立しなくなる。
(3)現行の司法試験の合格者数を1,800人前後という多数に保つならば、減点方式では、数が揃えられない。
(4)その他、いろいろな理由が山積している。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! このような、問題の多い現状において、合格すること自体は、大変・大変、簡単になる。
① 基本力を鍛えるために、「短答」を高得点で通過する。
(注)「短答」は、実質的には、届出制的な試験である。このため、高得点(260点以上)でないと、あまり「論文」の合格に、つながらない。
② 8科目の過去問の「コメント」を、少しでも勉強する。そして、答案化して、予備校の先生にチェックしてもらう。その際、「コメント」に照らして指導を受けたい。そうしないと、本番との対応が出来ないから。後は、答案作成のスピード・アップだけだ。
(注) ① と ② とも、地道な勉強が必要になる。「司法試験・予備試験は、易しいといって手を抜かない」「ラッキー合格を目指して、暗記中心は、避ける」。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! 今日、示した内容を、地方で勉強し、合格していった人が、かなりいる。その数も、年々、増えているようだ。もちろん、東京では短期合格者を中心に、同調者が多い。
さあ! 本質的な受験勉強をして、早めに受かろう。今日も面白く、“スコ――ン”と“爆勉”しよう! 絶対合格だ!!
▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
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【成川先生の合格語録】
「本試験は難しいが、合格は易しい!」
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Q:郷里を離れて、東京に住む弟(25歳)は、法科大学院の3年生です。先日、「39度の熱が出て、寝込んでいる」と実家に連絡がありました。聞けば、ほぼ半年前から、食事は毎日、大学内の食堂・大学周辺の定食屋だったそうです。自分が食べたいものだけを食べて、栄養が偏ってしまったのだと思います(北海道・HNさんの姉)。
A:その通りでしょう。どんなに勉強で忙しくても、食事だけは、キチンと気を遣うべきです。健康作りは、“隠れた試験科目”。体が元気でなければ、しっかりした思考はできませんから。まずは、“自然な野菜をたくさん使って、自炊する”。時間がなければ、カレーを作り貯めするといいです。カレーは日持ちがします。素材は、じゃがいも・人参・玉ねぎのほか、今の時期は、ブロッコリー・さつまいも・里芋・かぼちゃ・小松菜などが、お店で手に入り安いです。“野菜たっぷりカレー”で、栄養を付けましょう!
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