商法

商法テストNo.4[問題編]/山口茜の言葉(1)

 


・この二十(はたち)のお嬢さんが、世界No.1になった。バドミントン(シングルス)で2018年(平成30年)、日本選手(男女)として、初めて世界ランキング1位になった山口茜(あかね)。

世界のバドミントン競技人口約5,000万人の中で、1番なのである。同じ世代の予備試験・司法試験の受験生に対して、彼女の姿勢に大いに参考になる。

<山口茜の言葉(1)>
「練習中も『無理だ』と思ったら、足が出ないことが多かった。でも、1歩でも足を出すようにした。それか、徐々に伸びて、『アッ、無理かな』と思う球も届くようになった」

・少しずつ練習(勉強)を重ねれば、出来ないことも、出来るようになる。難問に取り込んでいる人も、毎日、1cmでも多く練習(学習)すれば、目標(勝利・合格)に近づく。

では、商法の問題を出します。


商法テストNo.4[問題編]

次の記述について解答せよ。

①甲株式会社(以下,「甲」とする。)は,同社の従業員Kに,「株式会社甲代表取締役副社長」といった真実と異なる肩書を与えて取引行為等を行わせていた。
(1)甲はKの行った取引行為について責任を負うことがあるか。
(2)甲が,上記(1)で責任を負うとした場合,どのような法律構成によるか。
②乙株式会社(以下,「乙」とする。)は,同社の近所で同種の事業を営む会社の取締役Oに,「株式会社乙代表取締役社長兼経営最高責任者」といった真実と異なる肩書を与えて取引行為等を行わせていた。
(1)乙はOの行った取引行為について責任を負うことがあるか。
(2)乙が(1)で責任を負うとした場合,どのような法律構成によるか。
③356条1項1号の趣旨は何か。
④356条1項1号の(1)「自己又は第三者のために」の意義(2)「会社と同一の事業の部類に属する取引」の意義
⑤親会社であるA株式会社(以下,「A社」という。)が,親会社としての影響力を背景に,子会社であるB株式会社(以下,「B社」という。)から不当に低い価格で製品を買い入れ,B社に損害を与えた。この場合,A社は,B社の債権者Oに対し429条1項に基づく損害賠償責任を負うか。
⑥OGKは,キレ芸漫談で人気を博したテレヴィ・タレントである。テレヴィ・タレントであるOGKは,「商人」か。
⑦譲渡制限が付された株式が当該株式を発行している株式会社の承認手続きなく譲渡された場合,かかる株式譲渡は,当事者間では有効だが当該株式を発行している株式会社との関係では効力を生じないとされている。このケースについて以下の問いに答えよ。
(1)その理由は何か
(2)当該株式を発行している株式会社の代表取締役が,譲受人を株主として承認した場合,かかる譲受人は株主としての地位を得るか。
⑧取締役が在任中に取締役会の承諾を得て会社から金銭を借り入れたが,弁済期に返済しないまま退任してしまった。この場合,株主がとる措置として考えられるものに以下の(1)(2)がある。(1)(2)それぞれの措置を検討する際に解決すべき問題点を指摘せよ。
(1)847条1項・2項に基づく代表訴訟
(2)退任した当該取締役に対する429条1項に基づく損害賠償責任の追及


・一生懸命、勉強すると、まもなく、いい結果が出るものです。今年、試験に受かった人も、滑った人も、ガンバってください。

絶対合格!!

▼本日も、ブログ記事を読んでいただき、ありがとうございました。あなたの1クリックは、私が記事を書く、大きな原動力となります。以下のバナーをクリックして、ランキング・アップに、ご協力ください。

にほんブログ村 資格ブログ 司法試験へクリック、ありがとうございます

また、明朝4時に、「司法試験ブログ・予備試験ブログ」でお会いしましょう!

▼本日午前4時更新の「合格ブログ(成川豊彦日記)」は、司法試験・予備試験の受験生にも参考になるので、ぜひ、ご覧ください。

———————————————

* * *

【司法試験・予備試験の個別指導予備校「スクール東京」のおトク情報】
メールマガジン登録
フェイスブック
ツイッター
● お悩みやご質問は、お気軽に成川先生へのメール」まで。
● 全国どこでも、講演に駆けつけます! お気軽に成川先生・講演のご依頼」まで。

予備試験を5回受験して、やっと分かりました・・・!!前のページ

商法テストNo.4[解答編]/山口茜の言葉(2)次のページ

ピックアップ記事

  1. 今、丸坊主になってきました!スカッとします!!

関連記事

  1. 商法

    商法ドリルNo.9[解答編]

     次の記述について解答せよ。【設問➀】甲株式会社の資産…

  2. 商法

    商法ドリルNo.16[問題編]

     【設問】(短答式・民事系プレテスト第53問より)株式…

  3. 商法

    商法ドリルNo.3 [解答編]

     【解答】(1)「株主平等原則」の…

  4. 商法

    商法ドリルNo.21[問題編]

     以下の事案を読み,【問】に答えなさい。A株式会社は,平成…

  5. 商法

    商法ドリルNo.25(最終回)[解答編]

     以下は,手形法に登場する概念である。それぞれについて解答せよ。…

  6. 商法

    商法ドリルNo.18[解答編]

     【設問】製パン事業を営むX株式会社は,資本関係のない食品…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

新刊情報:合格ノート民法 親族・相続 第4版

法学入門講座(オンライン講座)全9科目コース

2024年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

アーカイブ

PVアクセスランキング にほんブログ村

PAGE TOP