司法試験受験制度の改革があってから、10年以上が過ぎた。法科大学院を卒業後、司法試験に合格できなかった受講生の中には、「予備試験」に移行して、「合格」を目指す人が多い。
今日は、受験生活がやがて10年になろうとしているBさん(45)が話してくれたことを書くことにしよう。
彼が私のところへやってきたのは、今から5年前になる。司法試験に3振(3回不合格の意味)した年だ。
諦められず、予備試験の勉強を始めようと「成川合格塾」を受講したのだ。彼の勉強は、「暗記」一辺倒であった。これでは、何年かかっても合格は難しいと感じた。
1から、勉強の仕方を指導した。真面目であるが、ピントが合わない。答練での点数はまずまず取れるが、ほとんど問題を暗記しているので、理解していない分、同じ失敗をする。
厳しく指導すると、「そんなに厳しくされても、私は無理です」。と逆切れする。
「それだったら、もう勉強はしなくていい」と私が突き放すと、2~3日後に「申し訳ありませんでした。勉強を続けさせてください」。と泣き声で電話がある。
こうした繰り返しを何度したかしれない。
その彼が最近、少しずつ変わりはじめてきたのだ。暗記型から理解型になった。先日、彼が
「成川先生、お恥ずかしながら私は予備試験を5回受験して、やっと分かってきました。成川先生の勉強法を実践できるようになると、ピタッと勉強が決まってきだしたのです。ありがとうございます」。
と話してくれた。
「そうか、5年かかったかあ・・・」私は答えた。
今年の試験は、まずいけそうだ。時間がかかっても、確実に「合格」へ進んでいる彼の健闘を心から祈るばかりである。
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