毎月、私は地方まで、司法試験の指導に行っている。その地には、社会人受験生が数名おられる。週末を利用して、ほぼ1日、勉強漬けとなる。
現役の方ばかりなので、日々の仕事もハードであることがうかがえる。私の指導は細かくて、厳しい。受けている方は、嫌になることも多いだろう。
Aさん(47)は、会社員だ。先日も、論文をチェックした。いつも注意しているのであるが、彼は「文字を丁寧に書く」ことができない。
上手、下手以前に、本試験時に読んでいただく「試験委員」の先生に失礼である。
私は早速、彼に「Aさん、この字は許されないよ」と開口一番に話した。痛いところを注意されると、うれしい人は誰もいない。
彼は、おもしろくない表情で「すみません」とぽつりと答えた。
その日、指導が終わってから、みんなとお茶をした。私を含め、30代以上80代未満の男性が、ケーキとコーヒーを頼んだ。
コーヒーを一口飲んだAさんが、
「先生、今日はありがとうございました。先生のご指導は正直、堪えます。だけど、僕達、おじさん組は成川先生のように細かく、厳しく指導をしてくださる方でないと、もうだめだと皆でいつも話しているのです。先生のような方に『監督』していただかないと、勉強は続けられないと言っています」。
と話してくれた。同席した人も、それぞれが、そうそうと口を揃えてくれた。意外であった。今年の本試験、受験生の最終合格を祈ります。
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