このブログでも度々、取り上げているテーマですが
「理解中心のコツコツとした勉強をせずに、暗記中心の手っ取り早い勉強に走る受験生が多い」。
受験指導45余年の私にとって、永遠の課題とも言えるものですが、今日は少し違った角度から見てみましょう。
暗記中心の勉強に走る受験生には、似た傾向があります。それは、「点数に一喜一憂する」。講義やゼミで行われる小テスト、あるいは答練や模試での成績を極度に気にします。
点数が良ければ、舞い上がって、「よし、このまま行ける!」と、再び“暗記地獄”に走り、点数が悪ければ、不機嫌になって、「こんなはずではない!」と、さらに暗記に拍車をかける。
賢明な読者の皆さんは、もうお分りでしょうが、肝心要の論点がすっぽり抜け落ちているのです。
それは、「なぜ、間違ったのか?」、「理解が不足していた点、曖昧だった点はどこか?」という問題意識です。
いわば、今後の勉強の材料をほったらかしにして、改善しようとしない。「できなかったのは、覚えていなかったから」と、暗記中心から抜け出そうとしない。
このタイプの受験生は、目先の安心感を求める傾向があります。司法試験、予備試験のように、準備に一定の期間を要する長丁場のプレッシャーに耐えられない、とも言えます。
気にすべきは本試験の点数だけであって、それ以外の点数はどうでもよろしい。勇気を持って、コツコツと、理解を重ねていけるか。基本を愚直に反復できるか。
難度の高い試験ほど、腹を括った勉強が必要です。
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