今週も、また日曜日が来た。“プロフェッショナルな勉強法No.283”を、どうぞ。
▼「受験のプロとは、人間力を高める過程!」。
外は、春の風。けれども、勉強漬けの毎日。気持ちの重い、大学生のAさん(22歳・女性)。昨年、資格試験に合格した、友達のB君に相談してみる。「何か好みの楽器とか、ないかな? 使ってみれば、意外に気分転換ができるかもしれないよ」「天気のよい日に、近所の神社やお寺を、ゆっくりと散歩したらどう」と、言われたけれど・・・。
<×:スべる人>
(1)「自習以外のことをする時間なんて、今は1秒もないのだけど・・・」。
(2)「とにかく、暗記しなくちゃ」「いい成績、取らないと」。
(3)負荷をかけ続けた結果、本番前に、頭がパンク。その年の点数は、散々だった。
<〇:受かる人>
(1)なぜ、B君が「ミュージック」とか「歩く」というアドバイスをくれたか、ちょっと考えてみる。
(2)助言に従って、できるものを始める。
①好きなメロディーを耳にし、高校のとき使っていた“フルート”を思い出した。押入れから引っ張り出して、練習を再開。
②散歩していたら、全身がジワジワ熱くなる。走りたくなり、シューズを新調。定期的にランニングを始めた。
(3)日増しに、気分がよくなる。優れなかった体調が、みるみる持ち直す。
(4)厳しい競争試験に、勝ち抜いた。
<合格ポイント>
(1)人は、1)心(精神)と2)体(身体)でできている。受験は、2)体をほとんど動かさずに、1)ハートをすり減らす作業(技)だ。この状況が延々とすれば、人として均衡が保てない。そのうちに、1)か2)の病気になる。試験をあきらめることにも、つながってしまう。
(2)さらに、1)精神は①理性と②感情の組み合わせである。勉強は、②個人の喜怒哀楽を無視して、ひたすら①の理性に鞭打つ。これが続けば、心のバランスが崩壊する。内心がダメになると、遅かれ早かれ、体も痛む。大きな挑戦を乗り越えるパワーは、湧いてこない。
(3)そこで、②感情に働きかけ、豊かにするツールとして、音楽がお勧め。まずは、クラシックなどを聞き、自律神経をリラックスさせる。手や腕に覚えがあれば、好きな楽器を奏でてみる。
例:ピアノ、ギター、バイオリン、笛、トランペットなど。
指や手を動かしながら、心の動きを自由に表現する。その音に、耳を澄ませる。弱った気持ちを癒し、回復させる効果がある。
(4)人の2)身体を動作させるには、運動が一番。興味のある種目があれば、始めてみる。仲間とするスポーツでも、よい。しばらくすると、1)心と2)体のつり合いが取れ出す。毎晩、寝つきもよくなり、しかも深く眠れるようになる。
<裏技>
(1)一見、試験勉強と無関係なことにも、おのれに勝ち、戦いを乗り切るヒントが、隠されている。
(2)「楽器なんて・・・」と思う人は、歌をうたうことでもよい。
(3)「ランニングは、さすがにきつい」と感じる人は、家の周りを毎日60分~70分程度、または、目的地手前の一駅分、ウオーキングするだけでもいい。
(2)受験のプロフェッショナルとは、総合力(人間力)を高める過程である。精神と身体、理性と感情、どちらの調和も、欠かせることはできない。
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