司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! このほど、平成27年司法試験(短答式試験)の結果が、当局から発表された。特徴的な内容を示したい。
(1)合格者/採点対象者数 = 5,308/7,937 ≒ 67%
ざっと、3人の受験して、2人が合格する。半分をずっと超えた数字。このことから、「短答」を合格するのは、当たり前ということになる。不合格になるのが、難しい。
(2)平均年齢32.2歳。最高年齢75歳、最低年齢21歳。
平均年齢は、旧司法試験なみになっている。また、わしより先輩の人が、短答を通っている。ご立派だ。さらに、20歳前半でも、十分、合格する試験ということになる。
(3)合格者数
● 第1位:中大ローが、372名
● 第2位:早大ローが、363名
● 第3位:予備試験組が、294名
東大ロー、慶応大ローが、あと一歩というところ。
(4)合格率(200人以上の学校)
● 第1位:予備試験組が、97.6パーセント
● 第2位:一橋大ローが、80.2パーセント
● 第3位:慶応大ローが、78.9パーセント
中大ロー、早大ローが、あと一歩だ。
(5)予備試験組の合格率“断然トップ”の内実
予備試験組は、若年層が多いと見れば、たぶん20代中ごろだろう。このことから、次のことがいえる。
① 受験期間も長くない
② それなのに、「短答」の合格率97.2パーセントの高率は、「基本」と「過去問」しか、やっていないことがうかがえる。
③ 受験期間が短い(たぶん、2年前後)のに、合格率が断然トップというのは、「ムダな勉強をしていない」ということだ。このことから、「勉強の量や質、そのものよりも、試験に出ないことは、やらない傾向」と考えられる。つまり、“受験上手”ということ。わしのいう“合格ノウハウ”をまず身につけ、少し厳しく、理解を中心に勉強すれば、合格できる。このことが、証明されたような気がする。
反対に、ダラダラ勉強する一般受験生の合格率は低く、“受験ベタ”だ。短期で受かろうと焦って、暗記ばかりして、「過去問をやならい」。だから、いつも連敗。
▼司法試験・予備試験の合格を、決める君よ! このことから、わしの「基本」「過去問」「理解」を軸足にすれば、98パーセントぐらいの合格率になる。
今日の話は、どうだろう。信じますか。
それとも、「予備試験組は、もともと頭がいい」と、あきらめますか。「“受験上手”を、頭がいい」というのなら、当たっているが・・・。「勉強したから、受かる」という考えは、やめよう。問題は、やり方(ノウハウ)だ。
さあ! 今日も、“スコーン”と行こう! 試験の本質を分かって、シャープにやろう! 絶対合格!
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【成川先生の合格語録】
「“受験ベタ”を脱して、“受験上手”に!」
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Q:娘(24歳)が、ロー・スクールの2年生です。学校で、彼氏ができたようです。以来、娘の様子がかわりました。前は黒髪にブラウス・スカートというカジュアル・スタイルだったのに、髪を明るく染めて巻き、下着が見えるくらい肩や胸元が空いた服と、太ももがそっくり見えるパンツを履いて、学校へ行くように。「真面目に、勉強しているのか」と尋ねると、「彼が、喜ぶから」と聞き流されます(愛知県、合格ネーム・JNさんの父)。
A:彼女の様子だと、とりあえず授業に出席して、終わったら彼と喫茶店に入って話しているとか、一緒にショッピングをしているのかもしれません(実際、聞いてみないと分かりませんが、おそらくそうでしょう)。一度、勉強の道を反れると、合格する精神状態に持っていくのは容易ではありません。結果、“アンドロメダ”行きです。お父さんは、「やる気がないなら、お金を出さないよ」「中途半端に学校に通うなら、今すぐ家を出て働きなさい」と一喝してはいかがでしょう。一時的に彼女との関係は悪化すると思います。しかし彼女の人生を考えると、今ここで厳しく叱ることが、本当の愛情です。
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