不合格者座談会 第11回
成川先生:不合格者座談会の最初に出ていた話題ですが、なぜ中途半端でも試験を皆さんは目指すのでしょうか。私には、よく理解できないのです。受かるような勉強をしないなら、最初から取り組まなければ、とおもうのですが。
Aさん :中途半端なことしかやっていないことは、本人もどこかで気づいていると、思います。それでも受験するのは、現実がつらいから、何か夢を持ちたいからです。それなのに実際は合格するための努力を惜しむ。先生が、よくおっしゃる「怠け者」です。
成川先生:夢を持つのは、正解。その人の自由です。しかし、合格のための正しい努力をしないならば、それだけですね。
参加者一同:(大きくうなずく)
Aさん :前に通っていた学校では、答案練習会の後は、飲み会でした。まるで、模試の後の酒を飲むことが目的であるかのようでした。飲んで出る話は、それぞれの勤め先での話し、家庭での話しなど悪口と愚痴ばかりでした。「ここは勉強する場ではないな」と、思いました。受かるための、努力がないんです。
成川先生:ええ、酒を飲んでる場合ではない。皆さんのように中高年になり、受験を決意した人たちは、人生における「敗者復活」をしたいと思っているんでしょう。
しかし、現実には、Aさんが言ってくれたように、答練後の飲み会が目標になっている。合格のための厳しい訓練は、やらない。やろうとしない。「受かりたい」と、思っているだけの自慰行為に過ぎません。
Aさん :そうです。本当に、自己満足だけなんですね(脳裏に、そのときのことを思い浮かべるかのように、話す)。よく分かりました。
成川先生:遊びは、成果を出してから行けばいい。まあ、実際受験勉強でストレスを強く感じているような人の遊びは、小さい。上司の悪口を酒で晴らすのが、せいぜいです。つまらない時間、むだな時間です。付き合わないように。
Bさん :はい。
成川先生: 皆さんが、ここで人としての土台を作り上げることは、障害における「敗者復活戦」でもあります。このままでは、人生が終わってしまう。しかし、夢を持ってやればできる。何だってできるのです。これまでの経験が、予備試験・司法試験の合格後、次の世界に向かったとき、役に立つことになる。
ポイントは、試験に受かることは、誰でもできる。正しい方法さえ採ればいい。しかし、やろうとしない。やっても直ぐに放り投げてしまう。次回は、この「やればできる。しかし、やらない」点について、考えます。さあ、行くぞ!
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